これはちょうど一年前の記事である。ここで書いた通り、源立院(三齋養女・宇土初代藩主行孝室)が従兄弟である加来宇左衛門にあてた手紙は、女文字であるため読み下しが大変難儀でいつ終わるか目途がつかない。どなたかにお願いしようと思うが「女文字の手紙」は引き受け手がない。
自身の子である二代・有孝以来宇土支藩は男系が途絶えることなく続き、細川本家にも二代にわたり養子として入っているため、この源立院のDNAは脈々と現代に至っている。
手紙の最後の部分、中央やや左下に源立院の署名が見え、その上に加来宇左衛門の名が見える。
大名夫人が身内にあてた私信で、何が書かれているか大変興味深いのだが、この通りでギブアップです。