散歩の途中で見つけたつる状の植物の実、桑の実のようだがこれはつる状で初めて見るな~と携帯で撮影してみた。
帰っていろいろしらべてみると「クマいちご」らしい。食べられるらしいから、後日一つ頂戴して食べてみようかしら・・・
私は昭和17年の生まれだから、子供のころは食糧難で友達とあちこちに出かけては、いろんな木の実や草の実を見つけては食べたものだ。
桑の実・椋の実・槇の実・椎の実・ヤマモモ・グミの実等々である。
・桑の実は今では「マルベリー」などとおしゃれに呼ばれているが、私世代では少々違和感がある。
お蚕さんの食料に育てられていた畑に入り込んで、叱られた思いでもある。
・椋の実は今では食べる人はいないのではないかと思うが如何だろう。MAICOの「あらかると」というサイトに椋の実熟す頃という記事が
あり、まさにこのような状態に落ちている実をむさぼり食ったものだ。
・槇の実は熟した赤い実と種になる青い実がセットになっている。「#・槇の実」にいろんな投稿があって、中にはこれが食べられること
に驚いておられる方たちがある。味についてはあまり記憶がない。
・椎の実は立田山に出かけた小学校の遠足で、沢山とって帰ってから焙烙で焼いて食べた思い出が強く記憶に残っている。
・ヤマモモは幼いころの思い出があって、花園に住んでいたころ苗木を求めて植えたところ、瞬く間に大木になったが、雄なのか雌なのか
わからずついに実をつけることはなかった。「近所にもう一本雌か雄か植えなきゃ身はならないよ」と教えられたが、後の祭り・・・
毎年枝おろしが大変だったが、葉に脂分が多いのか生木でもよく燃えたので助かったものだ。
・グミの実は口の中がしびれて、余りお呼びではなかったが、幼いころはあちこちで見かけたものだ。
その他、里山に入り込んでアケビなどを見つけた時は大喜びをしたものだし、枇杷や石榴は高いところにあって子供には採ることが出来ずに悔しがったことを思い出す。サクランボは幼いころ食べたという記憶はないが、これも花園に住んでいたころ植えてみて引っ越すまで数年食べたことが有る。
こうしてみると野生人だったな~と思うし、あの頃の幼い友人の顔が浮かんでくる。