津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■忠利義兄の心配事

2019-07-19 10:46:44 | 歴史

   寛永九年肥後へ移封した細川家に代わり、豊前へ入国したのは忠利(47歳)の義兄・小笠原忠眞(64歳)である。
忠眞は忠利室・千代姫の実兄である(小笠原秀政子)。
翌十年(1633)八月廿四日、小倉藩主小笠原忠眞は、忠利と父・三齋の不和について心配し、書状を送っている。
それについての同九月二日忠利の返書である。
この時期仲違いしていた三齋弟・孝之(休齋・49歳)が兄の許(八代)にあることを知りうる書状でもある。


                態御使者被下八月廿四日之御状拝見仕候 我等父子間悪由被聞召
               何とそ可然様にと仰越候御心入之段 忝儀 書中難申盡候 其元へ左
               様被聞召候哉 切々用共御座候而 此中状數を取替候 左様之儀之理
               をも不存は何事そと存候而 申候哉と存候 今日為暇乞 口切可有之と
               て八代へ参候とて 御使者ニも早々得御意候 爰元ハ少も替儀無御座
               候 委細又三齋かたより可被申入候 彌九月十一二日ニ罷立候 於江
               戸御用候は可被仰聞候 被懸御心安候而早々被示下候段 御禮難申
               盡候 尚御使者可被仰候 恐惶謹言
                  九月二日

                     小右近様
                        御報

 

               尚々 我等おぢニ休齋と申者御座候 不聞事候而中をたかい申候
               他國も如何とて我等弟知行八代へ召寄候 其後ハ少も不苦候由
               申聞候 かやうの事を申候哉 以上

 

 大意は次のようなことであろう。
    【我等父子の中が悪いのではないかとご心配いただいているが、いろいろ用事があり書状が多くそのことでそうお思いかと思う。
     今日も三齋から口切に招かれているくらいだ。江戸でお目にかかりお話したい。
     叔父休齋とは仲違いをしたが、今は八代に居るのでそのような事もない。このような事(を含めて)のお話ではないのか】

        幽齋息ちゃち   孝之に家督・・・?  やっかいな叔父  寛永十年ころの休齋孝之  

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■爺様用リック

2019-07-19 10:46:32 | 徒然

 明日は史談会の7月例会、今回は会の最長老(90歳?)に刀のお話をお聞きする。
私がしゃべるわけではないから、大いに気が楽なのだが、問題は説明資料である。
最長老に資料の準備をお願いするわけにはいかないから、何時ものごとく同大な量のコピーをしなければならない。
全部で15枚、一分裏表印刷があるから都合20ページ、これを20部コピーして仕分けしてガチャックで止めるという作業である。
丸一日がかりで準備完了、少々疲れて今日は体調芳しからず・・・
それでも二日前に終えたことは素晴らしい。

どうやら明日は台風の影響もあって、荒れ模様になるらしい。資料は毎度ショルダーに入れて出かけるのだが、これが重くて最近は身体に堪える。
こりゃ~リックでも買おうかと思案を始めている。リックだと両肩で重さをささえるから疲れもそうなさそうだし、老人にとっては両手が空くと歩行の時の安全性もUPする。
しかしその気になるのが遅すぎた。雨が降っていて買い物に出るのも億劫だし、Amazonで購入するにも間に合わない。
おまけに一応スタイルも気になるから、どんなリックにしようかと探し始めると優柔不断の爺様はなかなかこれを決めることが出来ないでいる。次の例会までお預けという事になる。

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