今週は色々所要もあって、四日ほど外出しました。これが少々応えたと見え、今日は体調不良です。
身体がだるくて仕方ありません。昼過ぎには椅子にもたれ、小一時間うとうとしてしまいました。
今年は熱中症にならないようにと奥方の勧めによりクーラーを動かしっぱなし、これも体に応えています。
今日は丑の日、奥方が前々から注文していたうなぎが届きましたから、是を頂いて元気付けいたしましょう。
そして暑気払いに焼酎などいただいて疲れを振り払いたいと思います。
皆様もこの夏を元気に過ごされますようお祈りいたします。
稗史(はいし)とは正史の対義語である。正史とはまさに真実と対極にある不都合を排除する忖度によってなされている。
間違いではないが真実が隠されている。ただし、稗史には「作り話」が含まれることに注意しなければならない。
いろいろ古文書に触れていると、思いがけない記述に出会い驚かされることが有る。隠された事実がわずかに顔を見せる瞬間である。
公にされていないこのような事柄を見つけ出したときの喜びが、古文書に触れる醍醐味かもしれない。
落書なども時代を反映させた痛烈な藩政に対する批判文であり、これを細やかに見ていると面白小説が上梓できそうに思える。
強烈な個人攻撃がなされ、中には身体的特徴などをあげつらい誹謗するものがある。それは戦いにおける傷痍であったりするものであったりして、名誉が著しく損なわれている。作り話が含まれていることも十分頭に入れておく必要がある。
これ等の落書は、当時は公にされることはなく、密かに公権力によって秘匿された。しかし破棄されることもなくて現代によみがえっている。
忖度によってなされた正史に於いては、受け入れることが出来ないものであるが、事実であろう側面がうかがえる。
これ等を併せみると、歴史の真実が見えてくるように思える。
「肥後の稗史」なぞかいてみたいな~と思ったりしている。