昼食後チャリンコで今日が返却日になっている本を図書館に返しに出かける。
一二資料を眺めて、一時間弱で退館する。帰りは図書館裏の水前寺から江津湖にいたる流れの散策道に出てみた。
ひざ丈よりも浅い流れは澄み切って、まだ高い日の光を受けて水もはキラキラと輝いている。
若者たちが四五人、外人も交えて釣りを楽しんでいる。途中で自転車を止めて脇の流れに下りてみる。ここは足首程の深さしかなく湧水が豊かである。
散歩道を一回りして帰路に就いた。
図書館の往復は「行きはよいよい、帰りは恐い」で、爺様には応えるだらだらの登り坂が続いている。
最近は休まずに一気に駆け上がることが出来なくなった。そこでジグザグのコースでなるだけ勾配を吸収しながら帰ろうと考えた。
まるで、豊肥本線のスイッチバックといった感じだ。距離的には五割増しほどになったが、疲れはさほどでもない。
秋風が爽やかではあったが、帰宅したころにはすっかり汗ばんでいた。
さて図書館からは、熊本日々新聞社の論説委員長や常務、主筆などを勤められた久野啓介氏の「宇土半島私記」を借りてきた。
ちょっと立ち読みをしてその内容に心を動かされたからだ。氏は私より6歳の年長だが、故郷に対する愛情と、豊かな記憶により宇土の地が紹介されている。
帰宅してから一気読みをしている。秋の夜長、PCを閉じて読了したいと思っている。
10/31 久し振りに一気に読了しました。座右に置きたいと思いヤフオクから購入しました。