ラグビーワールドカップ、ベスト8入りした日本だが、圧倒的な体力とスピードを持った南アフリカに、一敗血にまみれてしまった。
かって国立競技場で最後の早明戦の試合が行われた時、荒井由実が登場して「ノーサイド」を熱唱したことが報じられて、当時話題になったことが有った。歌詞をみるとまさにラグビーの世界を豊かに歌い上げている。男たちが涙していたことを思い出す。
そんなシーンをみてから、もうそろそろ九年になる。
世界大会が日本で催されるについて、男たちの熱い思いは火の玉になった。突き破ることのできなかったベスト8の壁を破り、さらなる高みを目指す男たちの夢は途絶えたが、またと「かぐことの出来ない風 深くすった」ことであろう。
目を輝かせて試合を追った子供たちが、またあの楕円のボールを追ってたゆまぬ努力を続けて、次のシーンの主役となってくれるだろう。
スポーツの持つ連帯感や豊かなメッセージを、にわかフアンの爺様にもしばし体感し豊かな気持ちにさせてくれた。
準決勝・決勝へと希望を託してボールを追い、一歩でも前に進もうと大男たちの躍動はまだつづく。最後のノーサイドまで声援を送ろう。
素晴らしい球技、紳士のスポーツに感謝。