津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■元和拾年 萬覚書(46)

2019-10-11 09:21:44 | 細川小倉藩

                                (元和十年四月)十日

         |                                                   
         |一、十 道倫 助二郎  当番 清晴天 
         |                〃
三斎ノ機嫌ヲ損ヒ |一、吉田茂左衛門登城、 三斎様近日御鷹野ニ被成御出之由候間、御郡へ可参候哉、乍去 御前そこ
シ筑城神毛郡奉行 |  ない申候条、いかゝ可仕哉と尋申候、尤ニ而候へ共、御目見え仕候事ハ無用ニ而候、早々被参候
鷹野見舞ノ可否ヲ |       (横山重嘉)         (岩崎)  
伺ウ       |  而可然の由、助進被申渡候、其上、太郎兵衛ハ人遣も有間敷、被参可然由ノ事
         |                           (久保・大分郡)
三斎泊鷹野ニツキ |一、三斎様、中津郡へ御鷹野へ被成 御座ニ付、御宿奉行ニ、くぼへ金守喜平次・沢少兵衛、椎田へ、
宿奉行ノ任命   |  伊藤儀太夫・神足半七被申付、参候事
         |
宇佐郡奉行野間某 |一、宇佐郡奉行野間次左衛門、中津ニ被召 籠候条、替ニ、釘本半左衛門参候へと、被申付候ヘハ、
中津ニ拘留サルゝ |  色々理被申候へ共、とかく可参通、被申渡候事
ニツキ代役任命  |
算用所墨筆ノ給与 |一、深野新介・財津久七、御算用所へ墨筆を終ニ請取不申、渡被下候へかしと申ニ付、尤との談合に
         |  て、指帋ニ加判被仕候事
         |一、御物積申、御先へ罷上候御船頭久左衛門罷下候、同御奉行仕、罷上候歩ノ御小姓平野平太夫・可
         |  児八左衛門罷下候事
船蔵ノ定番ノタメ |一、元田長兵衛・入江勘三郎登城、御舟蔵定番共、宿へ食給ニ帰候ヘハ、番替入申候間、御舟蔵ノわ
食事所ヲ作ラシム |  きニ、家を御作せ候て、しかと詰申候様ニ、被仰付可然之由候、其通ニ可然候間、早々家を被申
         |  付候へと、被申渡候事
青貝師休徳へ借米 |一、青貝師休徳かつゑ申候通、七左衛門・三介数度申候ニ付、左候ハヽ、御米少かし可申之由、勿論、
セシム      |  御切米ノ余米ハ無之候へ共、かつへ候て、御仕事をも不仕候ヘハ、いかゝニ候間、かし可申由之
         |  事
八十丁立ノ船入普 |一、八十丁立御船入普請仕度候、御加子百人や八十ほとにて仕可然之由、民ア殿なと談合之上、被申
請        |       ( 畚 )        ( 鶴 嘴 )( 金 突 )
         |  付、くわ・もつかう・同ほう、つるのはし・かなつき被申付候事
矢蔵ニテ鉄炮玉薬 |一、中嶋與左衛門罷居候御矢蔵ニて、御鉄炮ノ薬合申度由、安場仁左衛門申候、則、河田八右衛門ニ
ノ調合      |  被申渡候ヘハ、 御意ニて、與左衛門を被置せ候間、いかゝ可有之哉と申候ニ付、別所ノ御矢蔵
         |  を見立候へと、被申渡候事
中津ヨリ人返シノ |一、中津ゟ、人かへしの御帳参候事
帳        |
         |

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■御恵贈御礼「第五十回・古書籍販売会目録」

2019-10-11 08:33:24 | 書籍・読書

                   

 熊本では年中行事の一つともいえる古書籍の販売会が、今年は記念すべき50回となるのだそうな・・・
毎年その目録を贈っていただいている。感謝申し上げる。この時期になると「まだかしら」と思ったりしている。
「五十年を振り返って」という一文が掲載されているが、色々なご苦労があって第1回の開催にこぎつけたことが伺えるが、関係者の情熱や、会場となっている「鶴屋(百貨店)」の英断などが半世紀に及ぶ歴史をスタートさせたこと知りえる。
研究者や好事家で賑わうが、この販売会をめがけて県外からも多くの方が訪れられるという。
リストを見ると祖父が編集に携わった「錦渓1~30号(明治25~29年)」も見受けられる。
財布の中身を窺い、奥方の顔色を窺いながら出かけようかと思っている。

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