津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■元和拾年 萬覚書(40)

2019-10-05 13:40:14 | 細川小倉藩

                                (元和十年四月)二日

         |                                 
惣奉行郡奉行等免 |一、二日 道倫 甚左衛門 助二郎 当番 但道倫ハ非番ニ而候へ共、免定之儀ニ付、罷出候 
定ノ惣談     |   (七)           (見)
速見郡奉行宇野七 |一、宇野右衛門ニ増借米、速水郡別符ニて、可相渡之事
右ニ増借米    |
免定ニ不参ノ惣庄 |一、免定之儀、御郡奉行衆之内、又、惣庄屋之内、不参之衆有之ニ付、今日も不相成、九つ時分ゟ皆々
屋アリテ惣談ナラ |  被指返候事
ス        |
         |一、御郡奉行
         |  〃〃〃〃
         |

         |                                 
         |一、三日 甚左衛門 道倫 当番 朝雨 み之刻ゟ晴テ 亦曇
         |
免定ニ書出分ヲ読 |一、御郡代・御惣庄や不参者ヲ除キ、集り候分、年内当年被成御書出分、よみ立聞せ、其上ニ而、今
ミ聞カシム    |  度ヲソク参候者共、無年之由、被申渡事
遅参ノ者無念   |
高並文右父子誅伐 |一、高並文右衛門父子御誅伐之儀、被申渡候事、検者冨田十太夫被出候事
検使冨田十太夫  |         
         |

         |                                 
         |一、四日 道倫  助二郎 当番 曇
         |               使僧
與国寺等ノ公文ヲ |一、田川與国寺高座石寺ノ公文〇持参ニ付、写し、則、使僧ニ公文被指返候事
写シ返ス     |
籠番人ノ竹釘削ヲ |一、籠ノ番衆、竹くぎけつり候事、被免候事
免ズ       |
奥田某滞米ノ算用 |一、奥田孫右衛門滞米之儀、于今不相済候、吉田茂左衛門ニ、急度埒被明候へと、被申渡候事
未済       |
         |           (規矩郡)
山ノ萱ヲ焼ク   |一、あだち山のかやを、湯川村之者やき申候、 殿様被御覧届候ニ、やき候者二くわたいをかけ候へ
過怠銀ヲ課ス   |         (吉田茂左衛門)                                  (浅山)
忠利ノ命ノ有無  |  と、被仰出候、も左衛門尉ニ被尋候ヘハ、終ニ不承之由候、申渡ハちと覚え候と、清右衛門被申
         |  候へ共、慥ニ不承之由候、是又、急埒被明候へと、も左衛門ニ被申渡候事
         |
速見郡ノ籠舎ノ瓦 |一、速水郡ノ籠ふき候かわら、此方ゟ、舟にて御廻シ候様ニと、宇野七右衛門申候、則、川田八右衛
ヲ回漕      |  門尉ニ、被申渡候事
         |
金山へ護符ヲ遣ス |一、御金山へ御札、五百枚持せ遣候事
         |              

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■御恵贈御礼「隣人32号」

2019-10-05 10:45:07 | 書籍・読書

                       

 長くご厚誼頂いている東京在住の近世史家・佐藤誠様から「草志会年報 隣人第32号」を御恵贈給わった。
氏は赤穂事件ならびに義士の研究をされており、今般も「赤穂義士 潮田又之丞とその一族」を取り上げられている。
細やかに諸資料を精査され、又之丞とその一族の事をまとめ上げられた。8頁に及ぶものだが今回は「その一」とある。
次号を楽しみにしたい。いつもながらのご厚情に感謝申し上げる。

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