津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■肥後墳墓録-(5)愛染院東長寺

2023-12-13 06:41:39 | 掃苔

 「愛染院」の名で知られる宝聚山 愛染院 東長寺は、高野山真言宗の寺院で、細川忠利が肥後入国に当たり小倉より
宥伝和尚を招聘して開基祈祷所とした。

熊本城から新堀橋を渡るとすぐ左手(熊本市中央区京町1丁目2番36)にある。

 1、国友家           国友儀兵衛家(南東33-9) 
 1、松岡久左衛門之墓   
    右仕寄番之内、或夜余寒甚敷風つよく有之候ニ、松岡久右衛門生膚に甲冑を帯し、
    当番にてふるひ居候を、門司源兵衛是を見て、拙者ことき若者さえ下着を用、寒気
    を防ども堪かたきに、老人のふるまひを見て恥入候也と云けるを、久左衛門聞て甚
    悦ひ、御存之通七十に余り寒気を好、如此の事二ハ無之候、平成高禄を貪、殊に
    大勢の組をもあつかり、何の奉公も不仕候へハ、幸の死時と存候也、今にても城乗
    といわむに各のことき壮勇の輩ハわれ先とすゝミ入らんに、老体中々及かたき事必
    然也、責てハ少にても身をかろくせんため寒気をたへて如此也と云けれハ、門司甚
    感心し、二十七日城乗の時ハ松岡を目当としてすゝミ手に合、松岡ハ組を励し、本
    城の下にて鉄炮に中り死す、此松岡勇名高き事、三斎君被知召、慶長六年豊前にて
    被召出三百石被下、弓足軽廿人忠利君より御預ヶ被成候(綿考輯録・巻四十五)
 

 

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■熊本史談会12月例会のご案内

2023-12-13 06:24:40 | ご挨拶

 令和5年の年もあと半月余りとなりました。熊本史談会では本年も外部招聘講師・会員による講話など充実した一年でした。
そんな中私自身が11月を担当してお話を致しましたところ、少々熱が入りすぎて時間内に終了することができず、今月もその続きをお話しするという羽目になりました。
本来の予定がありました12月例会ですが、1時間ほど時間を頂戴することになり、誠に申し訳なく思っております。お詫び申し上げます。

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                                記

期日:令和5年12月16日(第三・土曜日)午前9時45分~11時45分(質問時間を含む)
場所:熊本市電交通局電停前・ウェルパルくまもと(熊本保健所入居ビル)1階「アイポート」
演題:肥後細川藩三代、忠利・光尚・綱利の80年の治世と時代相(第二回)
講師:本会会員 肥後細川藩拾遺・主宰 津々堂

一般参加自由:
    資料準備のため、事前にご電話申し込みをお願いします。電話(  090‐9494‐3190)
    参加費 500円(資料代を含む)を申し受けます。

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