歴史玉名研究会会員・平田稔氏から会誌「歴史玉名 第105号」をご恵贈給わった。厚く御礼申し上げる。
氏は今般研究ノートに「一八六〇年米国製銅メダルと高瀬の侍・木村鉄太」を発表された。
この銅メダルとは、熊本市の釈迦堂にある清田家が所蔵されているものだが、民放の番組で金庫を開けたら出てきたといういわくつきの品物である。
これが、遣米使節団の団員に米大統領から献じられた品物だということが判り、その団員の一人である熊本藩士・木村鉄太の研究者である平田氏が、清田家を訪ねられるにあたり、私も同行した次第である。
清田家のご当主にいろいろお尋ねになり今般の論考が成果となった。10ページにも上る論考であり、氏の研究課程を垣間見たものとしては興味深いものがある。