すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

文化旅というほどの…参

2024年07月24日 | 雑記帳
 三泊目のお宿は三河湾沿いの温泉地。「天空の~」という響きに誘われ、海が見える絶景を求めたのは、やはり山間地に住む者の習性のようだ。入り組んだ昔ながらの小さな温泉街だった。それでも売り物のロケーションはとてもよく満足できた。食に関してさほどの特徴はないが、「深海魚」がウリということだった。



 温泉にはいつものごとく計3回入り、十分に温まってから(笑)酷暑の地の最終日。空港までの道のりで目ぼしい所は…と探し、ミツカンミュージアムという施設を訪れたが予約制であるとのこと。ショップ利用に留めたが、結構見所はありそうだ。思わず購入したのは「納豆かまし棒」。これは毎日使えそうな一品だ。



 かなり余裕を持って空港へ向かったが、レンタカー返却場所にたどり着かず、周辺をもう一周してようやく見つける。これは老化か。注意力の衰えは確かにあるから…。ただ名古屋市内も東名高速も、見知らぬ土地の細い山道も一通りは運転できたので良し。ほっと一息。空港レストランの名古屋揚げが美味だった。




 旅のチョンボの一つは、向かってくる時の飛行機の中で開いた文庫本を機内に置き忘れたこと。時間に余裕ができた帰りの空港ロビーで代替を探そうとしたが、ショップに本はなし。空港内コンビニの一軒にかろうじて週刊誌があるくらいだ。スピード化の時代に紙版活字は添え物程度であることが、はっきりわかる。



 振り返って心に残る景色は、遠景ながら岐阜城のライトアップに月が映えていた夜。数年間で様々な変化が定着した感じがするけど、残しておきたい日本の風情は大切だ…とつらつら思い起こしながら秋田へ到着直後、高校野球県大会で金足農業の勝利を知る。そういえばちょうど六年前。あの再現があればいいなあ。