「楽園を撮る」がテーマの三好氏の写真は、たぶんそのうちのどれかを多くの人が目にしたことがあるはずだ。鮮烈な印象なのはセイシェルだっけモルジブだっけ、ニューカレドニアだっけ?一艘のボートが空中に浮かんでいるかのようにたゆたっている写真。
実はまともに複数の写真を見たことがなかったのだが、初めて観る機会を得た。テーマは沖縄、沖縄を楽園と言って良いか、異論ある人もいるだろうがそれは所謂リゾート地どこでもあることで、伝統民俗や価値観の消失とか開発による環境悪化とか。この際そこは目を瞑ることにする。そうしないとこの人の作品ほぼ全てを否定しなければならなくなる。
会場は大きく2つに分けられる。部屋の壁3面を使った色彩豊かな沖縄の自然や風俗、鮮やかな色合いは空や海の匂いだけでなく周辺の草いきれ、土ぼこりくさい浜への小道そんなものまで連想させる。あぁ焼け付くような日射しの下、パラソルの下でビール飲みてぇ!そして残り1面は、三好氏が若い頃に撮った「原点」となる1970年代の沖縄の写真。モノクロで、風景より沖縄の人々の写真が多い。人々の何気ない表情がいい。写真展として面白い構成だと思った。
2015年4月17日 銀座ニコンサロンにて
実はまともに複数の写真を見たことがなかったのだが、初めて観る機会を得た。テーマは沖縄、沖縄を楽園と言って良いか、異論ある人もいるだろうがそれは所謂リゾート地どこでもあることで、伝統民俗や価値観の消失とか開発による環境悪化とか。この際そこは目を瞑ることにする。そうしないとこの人の作品ほぼ全てを否定しなければならなくなる。
会場は大きく2つに分けられる。部屋の壁3面を使った色彩豊かな沖縄の自然や風俗、鮮やかな色合いは空や海の匂いだけでなく周辺の草いきれ、土ぼこりくさい浜への小道そんなものまで連想させる。あぁ焼け付くような日射しの下、パラソルの下でビール飲みてぇ!そして残り1面は、三好氏が若い頃に撮った「原点」となる1970年代の沖縄の写真。モノクロで、風景より沖縄の人々の写真が多い。人々の何気ない表情がいい。写真展として面白い構成だと思った。
2015年4月17日 銀座ニコンサロンにて