釈迦岳とポンポン山に登ってきた。
くぐったり、またいだり、乗り越えたり、大変だった。
なんとかなるだろうと超えていく
まだまだ続く倒木
もう少しの辛抱だ
釈迦岳山頂
ポンポン山
本山寺
神峰山寺
【感想】
そろそろ谷筋も大丈夫かも、と思ったのが浅はかであった。
自然の猛威はそんなもんじゃない。反省。
本来4時間半くらいで往復だけど、5時間41分掛かった。
途中で水声の道に入ろうと思ったが、断念してそのままメインの谷をまっすぐ詰めた。
なお、尾根筋は復旧していて問題なく歩ける。
【データ】1
神峰山寺駐車場(ここから歩き)-本山寺駐車場(ここから谷筋に移動)-
-釈迦岳-ポンポン山-天狗杉-本山寺-神峰山寺駐車場
【データ】2
活動時間:5時間41分
スタート9:41「神峰山寺駐車場」
釈迦岳12:23-12:33
ポンポン山12:55-13:07
ゴール14:55「神峰山寺駐車場」
活動距離:15.2Km
消費カロリー:2268kcal
高低差:522m
累積標高上り/下り:955m/935m
「玉瀬家、休業中。」 まさきとしか
ユーモア小説で、家族小説…と言うことで気になったので読んだ。
守銭奴の母、引きこもりでオタクの兄、プライドの高い姉、悲観的で消極的な妹。
P189
「家族って他人ですか?」
(中略)
「家族だからつながっているような気になっているけどさ、別々の人間だからね。それに、血がつながってるからって、頭んなかがつながってるわけじゃないからね。家族がなに考えてるかなんてまったくわかんないっつーの。わたしだって」と母はわたしを指さし、「この子のことわかんねいし、この子だってわたしのことわかんねいだろうし」
「ほんとわかんない」
【おまけ】
ユーモア小説+家族小説というと、奥田英朗さん、平安寿子を思い出す。
【ネット上の紹介】
守銭奴の母親。売れっ子イラストレータを自負する姉。そして、超マイナス思考の妹―個性的な玉瀬家の面々が30年ぶりに一つ屋根の下で暮らすことに。果たしてどんな騒動が起きるのか!?新しい家族小説の傑作誕生!
「サイレント・ブレス」南杏子
看取りの問題を扱っている。
訪問診療クリニックの医師が主人公。
どう最期を迎えるのか、迎えさせるのか。
P38
死にゆく患者にとって、医師の存在価値などあるのだろうか。そもそも病気を治せない医師に、何の意味があるのだろう。
P67
終末期の患者の多くは、人生の意味や価値を見失うことによる根源的な苦痛に見舞われる。
P241
「医師にとって、死ぬ患者は負けだ。だから嫌なもんだよ。君も死ぬ患者は嫌いか?」
「え?」
何と答えたらいいのだろう。
「よく考えてごらん。人は必ず死ぬ。いまの僕らには、負けを負けと思わない医師が必要なんだ」
【ネット上の紹介】
誰もが避けては通れない、愛する人の、そして自分の「最期」について静かな答えをくれる、各紙誌で絶賛された現役医師のデビュー作。 2018年6月21日のNHK「ラジオ深夜便」にて紹介され、話題沸騰中!「生とは何か。死とは何か。答えの出ない問いへの灯りのような一冊」(書評家・吉田伸子さん)「本書を読んで何よりも私は、救われた、と感じた」(書評家・藤田香織さん) 大学病院の総合診療科から、「むさし訪問クリニック」への“左遷”を命じられた37歳の水戸倫子。 そこは、在宅で「最期」を迎える患者専門の訪問診療クリニックだった。 命を助けるために医師になった倫子は、そこで様々な患者と出会い、治らない、死を待つだけの患者と向き合うことの無力感に苛まれる。けれども、いくつもの死と、その死に秘められた切なすぎる“謎”を通して、人生の最期の日々を穏やかに送れるよう手助けすることも、大切な医療ではないかと気づいていく。 そして、脳梗塞の後遺症で、もう意志の疎通がはかれない父の最期について考え、苦しみ、逡巡しながらも、大きな決断を下す。その「時」を、倫子と母親は、どう迎えるのか?
蓬莱山1,174mに登ってきた。
琵琶湖大橋が見える
小女郎峠
小女郎ヶ池
途中の景色
山頂への道
蓬莱山1,174m
薬師ノ滝
アプローチ途中の犬
【データ】1
JR蓬莱駅-小女郎峠-小女郎ヶ池-小女郎峠-蓬莱山1174m-小女郎峠-JR蓬莱駅
【データ】2
活動時間:5時間35分
スタート9:24「JR蓬莱駅」
小女郎峠12:00
蓬莱山12:38-12:43
小女郎峠13:09
ゴール14:59「JR蓬莱駅」
活動距離:12.1Km
消費カロリー:2487kcal(再び過去最高記録!)
高低差:1089m
累積標高上り/下り:1228m/1208m
【備考】
今日は強風で寒かった。特に稜線上。
手袋が役に立った。
次回は、毛糸帽子かフリース帽子が必要。
「がんばらない介護」橋中今日子
介護で生じる疑問を、分かりやすく的確に回答してくれる。
著者は、認知症の祖母、重度身体障害の母、知的障害の弟を1人で21年間介護という実績の方。
只者ではない。
1人を介護するだけでも大変。
3人なんてとても無理。それも21年…。
がんばっても10年くらいでしょう。
P34-35
汚れた下着や廊下に落ちている排泄物、壁に残る手の跡などの写真はインパクトがあるでしょう。
(中略)
トイレの失敗を含め、ふだんとの違いを動画や写真で見せるのは、有効な手段です。
P67
いざデイサービスなどを利用すると、別居しているきょうだいや親戚から「もう少し在宅でがんばれるのでは…」と言われて躊躇しがちですが、気にすることはありません。
P103
とくに認知症の場合、日中と夜間の落差が激しく、ケアマネと話しているときはしゃんとしているのに、夜になると騒いだり、動き回ったりするケースは珍しくありません。
P130
質問:「夫の両親の介護で悩んでいます。夫が亡くなって10年がんばってきましたが、夫にはきょうだいもいるのに、知らん顔で丸投げされています。私だけが長男の嫁として、このまま耐え続けなければいけないのでしょうか?」
回答:Qさんにお伝えしたのは、「姻族関係終了届」の存在です。
(中略)
書類は市区町村にあり、必要事項を記入するだけで手続きは完了します。
配偶者の家族・親族に了承を得る必要はなく、自分の意思のみで提出できます。なお、この届けを出しても、遺産や遺族年金の受け取りに影響がありません。(これ以上ないほどの的確な回答だ!)
【参考リンク】
「死後離婚」
介護に疲れたとき、心が軽くなるヒント
【ネット上の紹介】
認知症の祖母、重度身体障害の母、知的障害の弟を1人で21年間介護し続ける理学療法士だから知っている、介護の心を軽くする36のコツ だいじょうぶ。もっとラクなやり方、ありますよ
第1章 「1人でがんばらなくていいんですよ」―介護保険制度やサービスを使いこなす方法(「どこに相談すればいいの?」迷ったら“介護のよろず相談所”地域包括支援センターへ
「制度が複雑でわからない…」介護のことは自分で勉強せず、専門家に聞くのが早い ほか)
第2章 「仕事を辞める必要はないんですよ」―介護と仕事を両立させる方法(「介護の大変さ、わかってほしい」1人で抱え込まず、愚痴や弱音を吐ける相手や場所をつくる
「特別扱いはできないよ」介護休暇をフル活用し、有給休暇は自分のために使う ほか)
第3章 「家族だからって辛抱しなくていいんですよ」―家族間のトラブルを解決する方法(「あの親の介護をなぜ私が?」関係がよくない親なら、愛ある介護じゃなくていい
「私1人に押しつけないで!」きょうだいとは得意なことを分担、親戚はイイトコどりで ほか)
第4章 「息抜きの時間が一番大切なんですよ」―“介護うつ”にならない方法(「施設に行かせるのはかわいそう」親がいやがるのは最初だけ。介護サービスはどんどん利用する
「入浴や食事をゆっくりしたい!」介護の場から完全に離れて、自分の時間をつくる ほか)
第5章 「自分の人生を優先していいんですよ」―介護で人生をあきらめない方法(「たびたび帰省する時間がない」遠距離介護こそ、介護サービスをフル活用する
「私だけ幸せになっていいの?」介護を理由に、恋愛や結婚をあきらめてはいけない ほか)
比叡山に登ってきた。
(戸寺~仰木峠~水井山~横高山~大比叡~坂本)
戸寺の登山口
水井山(みずいやま)794m
横高山(よこたかやま)767m
玉体杉
行動食(戸寺のお土産屋で購入)おはぎ230円+豆餅180円
お地蔵さんのビューポイント(登ってきた尾根が見える)
大比叡848m
【データ】1
戸寺バス停-仰木峠573m-水井山794m-横高山767m-玉体杉-釈迦堂-浄土院-
-大比叡848m-根本中堂-JR比叡山坂本
【データ】2
活動時間:5時間24分
スタート10:09「戸寺バス停」
仰木峠11:10
水井山11:49
横高山12:06-12:23
大比叡13:50
ゴール15:33「JR比叡山坂本」
活動距離:14.8Km
消費カロリー:2356kcal(過去最高記録)
高低差:741m
累積標高上り/下り:1083m/1199m
先日、ウチのお婆さんのインフルエンザ予防接種をした。
0.5ml、インフルkmb437B、1500円、11/7
また、入れ歯の調子が悪いので近所の歯科で調整してもらった。660円、11/7
覚書として記録しておく。
ブラックダイヤモンドのクラッググローブ購入。会員価格2257円。
ビレイ用には、8年前に買った同社のものを既に所持しているから不要なんだけど、
以前より、フィット感が増しているから、つい買ってしまった。
山用にも使用できるから、まぁいっか。
昔のものより、フィット感が増している。
下写真は、2010年に買った、同じブラックダイヤモンドのグローブ。
何年もリードしてないし、当然ビレイもしてないから、あまり傷んでいない。
(リード練習の代わりに、長モノボルダーをしている)
再び、スーパーモックを修理してもらった。2800円。
革とラバーの接合縫製箇所を縫い直してもらった
ラバーが剥がれていたので接着してもらった
竜王山に登ってきた。
忍頂寺
宝池寺
山頂の展望台
カニをみつけた
【データ】1
忍頂寺スポーツ公園・竜王山荘 -宝池寺-山頂-宝池寺-忍頂寺-忍頂寺スポーツ公園・竜王山荘
【データ】2
活動時間:1時間24分
スタート13:34「忍頂寺スポーツ公園・竜王山荘」
竜王山14:05-14:21
ゴール14:58「忍頂寺スポーツ公園・竜王山荘」
活動距離:3.6Km
消費カロリー:425kcal
高低差:205m
累積標高上り/下り:246m/247m
2018.11.8朝日新聞、マイケル・ムーア監督、インタビュー記事
「民主主義というのは、国民が参加してこそ守られるのです。もし国民が民主主義に参加するのをやめたり、人々が何が起きているのか理解できないくらいのレベルに下げられたりすると、揺らぎかねないのです。学校の機能が衰え、図書館は閉鎖される。メディアは大企業に買収され、きちんとした仕事をして居る記者がどんどん少なくなっています」
民主主義というのは、基本、手間がかかって効率が悪い。
手間がかからず効率がいいのは、独裁主義。
そこのところを考える必要がある。
手間と時間を惜しんではいけない、と。
「職業は津軽三味線奏者」鈴木利枝
小さいときに母を亡くし、破天荒の父に育てられる。
結果としてプロ奏者として自立したけど、困ったお父さんだ。
青森まで三味線を習うため、引っ越したのに、出会った師匠が最悪。
校長とぐるになって引きこもりに追い込む。
担任は何の役にも立たず。
閉鎖社会の弊害を思い知る。
高校には行かず、父に連れられアジア各地を放浪。
これが立命館アジア太平洋大学を志望する要因となる。
波瀾万丈の人生だ。
難を言うと、文筆家でないので、文章が物足りない。
痒いところに手が届かない。
例えば大學の人間関係がスルーされている。
津軽三味線奏者としての付き合いも同様。
心理的な葛藤の描写がイマイチ。
文章のプロじゃないから、仕方ない。
まぁ、それでも行間を読みとって楽しめる。
【ネット上の紹介】
幼い頃に母と死別、親族間を往復して育った筆者は、小学校高学年で三味線と出会う。独特な奏法の津軽三味線に魅了され、父と修業のため津軽へ。ところが、そこで人間不信となる出来事が……。そして、娘を精神的に成長させようと父が誘ったのは、過酷なアジア放浪だった。一時は、人前に出られなくなり、三味線もほぼ独学という筆者が演奏家となった半生を綴る感動ドキュメンタリー。
「晩鐘」乃南アサ
犯罪被害者の問題を取り上げた「風紋」。
本作品は、その続編、7年後という設定。
当時、高校生だった真裕子は大學を卒業し、親元を離れる。
加害者側の子供は、当時小さかったので、記憶はなく何も知らされずに長崎の祖父母の元で育つ。
新聞記者の建部は長崎に転勤となり、新たな殺人事件に関わる。
上中下の三巻、読みごたえたっぷり。
P251
父は老けた。本当に。けれど、その父に向かって、真裕子は言いたかった。寛子のことや生まれてくる子どものことなど、本当はどうでも良いのだ。ただ、真裕子は父を許していない。真裕子は今でも、母が殺された原因の一端は父にあると思っている。父が、もっと母を大切にしてくれていれば、あんな事件など起きるはずがなかったと思っている。
暗く重いテーマなので、読んでいる間、1週間くらいずっと気分も重苦しかった。
登場人物の中で、もっとも普通なのは俊平と寛子の母子かと思う。
俊平が出てくるとほっとする。
大輔が一番救われない。
さらに気の毒なのは、その祖父母。
このエンディングは、絶句であった。
【おまけ】
「風紋」から7年後の設定なので、登場人物たちに携帯を使わせている。
そのあたり、時代の流れを感じる。
【関連図書】
「風紋」乃南アサ
【ネット上の紹介】
母親を自分が通う学校の教師に殺された真裕子は、大学を卒業後、親元を離れる。一方、父親が加害者となった大輔と絵里は、その事を知らずに長崎の祖父母のもとで生活を送っていた。また、事件を取材した新聞記者の建部は長崎に転勤となり、そこで新たな殺人事件に接していた。―運命が変わったあの日から7年。事件に関わる人間の姿を、熟練の筆で描く大作。
愛宕山に登ってきた。
清滝の猿渡橋(とえんきょう)
水尾分岐、左に倒木が見える(大勢の方が作業されていた)
最後の登り
下山道からの眺め、登ってきた表参道の尾根が見える
下山途中の月輪寺(つきのわでら)
有名な空也滝
嵯峨野らしい落ち着いた風景
渡月橋の中央はるか向こうに愛宕山が見える、尾根が登山路。
「あのてっぺんからずっと歩いてきたのか」、と感慨深い。
【データ】1
阪急嵐山駅-(バス)-清滝バス停-猿渡橋-表参道-水尾分岐-黒門-愛宕山-月輪寺-
-月輪寺登山口-空也滝-月輪寺登山口-金鈴橋-清滝バス停-(ここからも徒歩)-
清滝トンネル-化野念仏寺-(嵯峨野到着)-(竹林)-渡月橋-阪急嵐山駅
【データ】2
活動時間:4時間23分(清滝バス停で「終了」にしたので、阪急嵐山駅まで歩いた時間を含まず)
スタート9:37「清滝バス停」
愛宕山11:38
ゴール14:00「清滝バス停」
活動距離:10.6Km
消費カロリー:1929kcal
高低差:875m
累積標高上り/下り:1022m/1024m
【備考】1
空也滝を見にいったので、往復20-30分余分に掛かった。
そのため、清滝バス停13:50分発、阪急嵐山行きに間に合わず。
バスを50分待つ辛抱がないので、歩き出す。
阪急嵐山駅到着は1h10掛かって、15:10分。
結局、バスを待って乗ったのと変わりなかった。
まぁ、嵯峨野を散策出来たのでよしとしよう。
【備考】2
清滝バス停から嵐山に行くには、京都屈指の心霊スポット「清滝トンネル」が一番近道。
気は進まなかったが、時間がないので仕方ない。
霊は金属音を嫌うと聞いているので、普段使わない熊除けの鈴を鳴らしながら早歩きで通り抜けた。
トンネルを抜けた先が化野念仏寺なので、雰囲気はたっぷりだった。(皆さんもぜひトライしてみて)
「噂」は、JTBのMOOKによる
【おまけ】
空也滝の道がYAMAPを見ても不安だった。
登山者の方(トレラン風の外見)を見かけたので声をかけた。
「空也滝はこの道でいいですか?」
すると、10mくらい向こうから急いで駆けつけてくれた。
近づいてきて分かった、外人さんだ。(西欧系)
(先週に引き続き、また外人さんか…なぜ確率が高いのか?)
「この道は行き止まりだ」
「空也滝に行くだけで戻ってくる」
すると、外人さんはスマホを出して空也滝の写真を見せてくれた。
「ビューティフル」、と。
彼はこのあと高尾に抜けるようだ。(ご苦労さん、そして、ありがとう)
【おまけ】2
ちなみに、登頂途中でも西洋人に声をかけられ、「写真を撮ってくれ」、と。
縁があるのか…。