tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

奈良町情報館がオープン

2007年10月06日 | 奈良にこだわる
昨日(10/5)、奈良町(ならまち)の入口に「奈良町情報館」がオープンした。場所は、さつま焼(饅頭)で知られる「春日庵」のすぐ北の角地(奈良市中院町)である。

奈良町の観光案内所としてオープンしたものだが、月2回の朝市や川上村など県内特産品の常設販売も行う。運営するのは、株式会社地域活性局(藤丸正明代表)という奈良大学の学生が立ち上げた会社だ。この会社はこれまで、川上村高原地区の野菜などをここで販売し、コツコツと実績を積み上げてきた。
http://blogs.yahoo.co.jp/bmtbq254

開所式には今西清悟氏(今西清兵衛商店会長)、大辻康夫氏(奈良21世紀フォーラム理事)、川崎鳳嶽氏(木竹工芸家)など約30人が駆けつけた。

冒頭、この場所を提供された春日庵の野崎さんに対し、藤丸くんから感謝状とお礼の品が贈られた。御菓子司なかにしの中西さんからは、出席者全員にきなこ餅が振る舞われた。

写真はメンバー紹介のシーンだ。向かって右から3人目が代表の藤丸くん、左端が副代表の前原くん。社員はこの2人で、他の学生たちはボランティアとして協力している。慣れない背広を着ながら、緊張の面持ちで挨拶していた。

最後に藤丸くんから「地域活性局構想」が発表された。良い提言なので、要約してここに紹介する。

1.奈良の朝の顔を作ります(目標2009年=奈良町30周年)
飛騨高山や能登・輪島の朝市は朝から活気を呼ぶ。朝市を立て、南円堂への朝のお参りなどとともに奈良の朝の名物となるよう取り組む。

2.奈良のオフシーズンを解消します(目標2010年)
夏や冬のオフシーズンに、若者からお年寄りまで幅広い観光客を集められるイベントを企画し、リピーターを増やす。

3.奈良の夜を盛り上げます(目標2011年)
現在行っている催し(鶉屋の寄席、蔵武Dのライブなど)のPRとともに、周辺社寺と連携したイベントなど、夜の楽しみ・賑わいを創出する。

同社は学生ベンチャーというものではなく、地域おこしのボランティアたちが卒業後も活動を続けていけるようにと会社を興したものだ。ここまでやって来られたのは、高原地区(川上村)や奈良町の方々温かい支援の賜だ。このことをしっかりと肝に銘じ、これら地域のために尽力していただきたい。
コメント (10)
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