tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

霜月祭近づく!

2007年10月22日 | 奈良にこだわる
修験道の祖・役行者(えんのぎょうじゃ)の生誕地に、吉祥草寺(きっしょうそうじ・御所市茅原)というお寺がある。この寺は、毎年1/14に行われる「茅原(ちはら)のトンド」という左義長(さぎちょう=小正月に営まれる火祭り)で知られている。

1999(平成11)年、この地で役行者1300年祭が行われ、その時初めて「霜月祭(そうげつさい)」というお祭りが開催された。今年は11/11(日)午前10時から、第9回目のお祭りが開かれる(トップ写真=県のHPから拝借)。

祭りをPRする御所市の広報誌『こうほうごせ』には《今年も霜月祭の季節がやって来ました。行者衆の勇壮な姿、全国から注目されてきた趣のある町家、名物の行者そば、お寺(観音院)本堂での寄席、蔵(クラ)シックコンサート、ちびっこ縁日、まち灯り物語、円照寺公開…。年を追うごとに全国からの“御所まちファン”も増え、すっかり恒例の行事として定着してきました》とある。吉祥草寺でも同日午後1時から「採燈大護摩供養」が営まれる。

先日(10/19)、帰省の途中でこの町を訪れた。「御所まち」は奈良町(ならまち)のような風情ある「むかし町」で、町家のあちこちに霜月祭のオレンジ色のポスターが貼られていた。町なかに「虎屋菓舗」というま新しい和菓子屋さんがあったので、祭りのことをお聞きした。

お祭りの日には、江戸時代から残る町家が「町家ミュージアム」(午前10時~)として特別公開されるそうだ。歴史資料や当時がしのばれる生活用品・工芸品などを見ることができる。大勢の人が訪れ(1万人以上)、町はとても賑わうという。文字通り「御所まち」挙げての大イベントなのだ。

なお虎屋菓舗では、お店自慢の酒饅頭や羽二重餅など計6個を買い求めて実家に持参したところ、とても美味しいと喜ばれた。わずか500円だったのだが…。
http://www.citydo.com/prf/nara/guide/sg/350001269.html

霜月祭では、午前11時から「行者そば」という手打ちざるそば(500円・400食限定)が振る舞われ、フィナーレはろうそくの灯り(「まち灯り物語」17時30分~)で盛り上がるという。私も、今年こそは訪ねてみよう。
コメント (2)
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