tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

秋桜または大波斯菊

2007年10月23日 | 写真
土曜日(10/20)、会社の行事で明日香村へ行く途中、橿原市内の休耕田に差しかかると、たくさんのコスモスが咲いていた。場所を覚えておいて、帰りに撮ったのが写真の花だ。

県内でコスモスというと、まずは香芝市、そして斑鳩町、明日香村…。橿原市にもこんなきれいなコスモス畑があったとは、うかつにも知らなかった。

たくさんの花を背景に、1輪だけキラリと咲いた花を載せようとすると、家内から「1輪は寂しいから、もっと多いのにしたら」と言われて、つぼみのついた写真に変えた。確かに、家族が大勢いるようで、こちらの方が楽しい。

いつの間にか、メキシコ原産のこの花は、すっかり日本の秋の風景に溶け込んだ。コスモスには「宇宙」とか「秩序」という意味もあるが、花が整然と咲くから「秩序」なのだろう。

そういえば、ウルトラマンシリーズには「ウルトラマンコスモス」がいた。コスモスの花飾りをつけていた訳ではないので、これは「宇宙」の意味から来ているのだろうが、あまり強そうな名前ではない。

日本語で「秋桜」とも書くコスモスだが、英漢辞典を引くと、中国語名は「大波斯菊」(オオハルシャギク)。コスモスはキク科だし、丈のひょろ長いコスモスは、少しでも風が吹くと大きな波のように揺れ動く。

うまい表現だと感心していたら、典Bさんのコメントで「波斯」はペルシャのことだと知った。ペルシャ絨毯が一面に広がったようなコスモス畑、これが日本の秋を華やかにしてくれているのは間違いない。
コメント (4)
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