tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

天武忌・万燈会

2007年10月09日 | 奈良にこだわる
昨日(10/8・祝)、薬師寺の天武忌・万燈会(まんとうえ)にお参りしてきた。

律令国家の集大成を行い、日本の礎を築いた天武天皇は、686年9月9日(旧暦)に崩御された。その法要と奉納・慶讃行事が、毎年この日を中心にに行われている。

信者さん対象の催事であるが、案内状をいただいた私たち家族は、初めてこの日に訪れた。

当日は10:00から裏千家による野点、11:30から十二神将練供養、12:45からバサラ踊り奉納、14:30から柴燈大護摩、18:30から法要が営まれた。

また法要にあわせて、平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」(11/25まで)や大宝蔵殿の宝物(11/10まで)が特別公開されている。前日の10/7には、ペギー葉山の奉納コンサートが開かれ、約800人が訪れたそうだ。

午後から訪れた私たちは、薬師三尊などの仏さまや特別公開をたっぷり拝観し、(娘が中間試験前なので)早めに夕食のお弁当をいただいて帰ったのだが、その後で、写真の金堂前でろうそくの火が点され万燈会が行われた。

初めて見た「大唐西域壁画」も「吉祥天画像」(大宝蔵殿)も、さすがに超一級品である。仏像彫刻の奇跡ともいわれる薬師三尊は、いつ拝見しても自然な優美さをたたえていて、素晴らしい。奈良検定の勉強をしているおかげで、仏足石や弥勒三尊も、理解しながら拝観できた(ちゃんと家族に説明できた)。

今さらながら、こんなお宝が自宅から30分で拝観できることの有り難さを感じた。いずれ、日光・月光菩薩は、東京の国立博物館で展示されるそうなので、東京の皆さん、しばしお待ちを。
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