tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

「宿泊施設経営者セミナー」が開催されます!

2009年06月06日 | 奈良にこだわる
今回は「宿泊施設経営者セミナー」のご案内である。奈良新聞(6/3付)によると《財団法人・県ビジターズビューローは7月2、9、16日の3日間、橿原市大久保町の県社会福祉総合センターで、県内の宿泊事業関係者を対象とした「宿泊施設経営者セミナー」を初めて開催する》。

《観光業の専門家らが、旅行業界の動向や接客、経営に関する内容を15のテーマごとに講演、講義を行う。料金は3日間で1人3万2500円(全日程の参加が原則)。先着40人限定。参加条件は、宿泊施設経営者や経営幹部であること。時間は各日午前9時半―午後5時ごろまで》。

詳しい情報が、奈良県ビジターズビューロー(=奈良県観光連盟と奈良コンベンションビューローが統合して誕生)のサイトに載っている。趣旨は《観光宿泊客の着実な増加と観光宿泊事業の安定的発展を図るために、奈良県内宿泊施設経営者の方に「最新の事業経営に関する情報のご提供」と「新たな意欲を醸成していただく機会を設ける」ことを目的とし、セミナーを実施いたします》。
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/topics/hakuseminar/#1

《「事業経営」「食事商品力」「接客技術」「施設商品認識」の改善改革により事業の活性化、健全な発展、ひいては奈良県の観光経済活性化に寄与することを目指した多彩な講師陣によるセミナーを開催します》。

《来るべき時代に参加各社の施設が如何に対応すべきか、その戦略、或いは実際の接客技術の向上に関わる知識・ヒントを得ていただく為に、広く業界の第一線で活躍中の方を講師にお招きし、ご講演いただきます》。内容としては、

■基調講演
○「奈良の宿泊ブランド化に向けて」
 財団法人日本交通公社 研究主幹 大野 正人 氏
○「10年後の旅館業界の姿」
 (株)リーコ 代表取締役 佐藤 陸雄 氏
○「観光庁の業務指針と計画」
 近畿運輸局企画観光部 観光地域振興課長 村上 滋俊 氏
■接遇講座
○「古都のポスピタリティー・観光宿泊で求められるおもてなし」
 経営者が身に付ける接客基本トレーニング」
 (株)リサージュ 代表 渡壁 ほづみ 氏
○「奈良の都の食文化と料理旅館」
 (社)国際観光日本レストラン協会 副会長・奈良支部長 尾川 欣司 氏
○「新しい旅館設計の潮流」
 (株)石井建築設計事務所 代表 増澤 信一郎 氏
○「ホスピタリティとバリアフリーの考え方」
 日本ケアフィットサービス協会 理事 石井 しおり 氏
○「奈良の都・伝統と四季の香り」
 (株)エコール 代表取締役 丸山 洋子 氏
■経営講座
○「Web市場における観光地の販売促進戦略」
 株式会社リクルート旅行カンパニー「じゃらんnet」編集長 出木場 久征 氏
○「旅行会社のこれからの戦略」
 (株)JTB 旅行マーケティング戦略部地域交流ビジネス推進室 マネージャー 荻野 隆治 氏
○「注目は『インバウンド客』
 近畿日本ツーリスト(株)旅行事業創発本部 部長 山崎 佳彦 氏
○「旅館の経営管理とサバイバル」
 (株)JTB商事 企画設計室長 竹原 和利 氏
○「観光宿泊事業に対する政府系金融機関の動向と見通し」
 (株)日本政策投資銀行関西支店 企画調査課長 深井 勝美 氏
※案内パンフレット(PDF形式)
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/topics/hakuseminar/image/seminar.pdf

基調講演といい講座といい「産・官・金」「硬・軟」とり混ぜた素晴らしい顔ぶれが揃っている。リアル(従来の旅行社)もあればバーチャル(ネット上の旅行社)もある。これで3日間・32500円(1日当たり16250円)とは、格安だ(3日間通しの参加が原則)。私も仕事との折り合いがつけば、ぜひ参加して勉強したいところだ(ついでにブログ「観光地奈良の勝ち残り戦略」用の取材も)。

奈良観光の課題とは、つまるところ「観光宿泊客が少ない」ということに尽きる。このセミナーでシッカリ学んで、滞在型の観光客を誘致するノウハウを身につけていただきたいと思う。

※トップ写真は奈良公園・荒池の畔(5/21撮影)。
コメント (4)
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