昨夜(5/21)、第2回「あるくん奈良 まちなかバル」(略称:まちバル)に参加した。5/20(金)~21(土)は職場の慰安旅行だったので諦めていたが、スケジュール表をよく見ると「午後6時 近鉄奈良駅前帰着」とあったので、急いで金曜日にチケットを買い、土曜日には朝からお酒を断って初参加のまちバルに臨んだのである。チケット(3千円)は5枚綴りで、5つのお店の飲み物と一品を楽しむことができる。
イベントの様子は、すでに鹿鳴人さんがご自身のブログに「まちなかバル初日」 「まちなかバル2日目」 および「つづき・まちなかバル2日目」という記事を掲載されているし、togetter(twitterのまとめもの)にも「あるくん奈良まちなかバル2011/5/21」がアップされている。

以前(5/16)当ブログに、横田さんからこんなコメントをいただいた。《ハシゴしやすいのがポイント。そしてリピーターに》《「ちょっと飲み」に行くのですが、大概の店では席料がかかるんですね。探検がてら、お店のハシゴをして楽しもうとすると、けっこうばかにならないものです。結果として、ハシゴしてみる気が減退するものですが、このチケットなら「混雑したら席をあけてね」という了見が双方で持てる事も加えて、気楽にハシゴできるようになる点は期待したいです。その中から気にいった店が見つかれば、通常期にも足が向くようになるでしょう》。
おお、そうか、こういう飲み方ができるのだ、と目からウロコだった。私は「おなじみの店が提供する特別メニューをいただこう」という程度に思っていたからだ。考えてみると近鉄奈良駅周辺には、未訪問だったり、訪問しながら当ブログに取り上げていない店がある。私は「お洒落なビストロ」とか「ワインの美味しいレストラン&バー」というジャンルは、あまり得意ではないし、ワイン自体があまり好きではない。とにかく安くて美味しい店、日本酒のある居酒屋・焼鳥屋が好みなので、ついつい敬遠してしまうのである。まちバルの「バルマップ」を見ると、こういうお店がたくさんある。今回は、そんな「とりこぼしていた名店」を一挙に紹介させていただく。

酒食楽(さくら)横丁の様子(5/21)。おぜんさんのブログから拝借
重い旅行カバンとお土産を預け、カメラ片手にまず訪ねたのは、もちいどのセンター街駐車場に設けられた「酒食楽(さくら)横丁」。「よばれや」「PEPITA D'ORO(ペピタドーロ)」「RAHOTS a table(ラホツ アターブル)」「今西清兵衛商店」などが屋台を出店されていた。櫻井大貴さん(今西清兵衛商店)や魚谷和良さん(魚万)にもお会いしたが、ここは見学だけと決めていたので挨拶だけにとどめ、目的地に向かった。

1番目の訪問先は小西さくら通り商店街「Wine&Cafe Dining さくら町バール」。グルメWalkerによると《奈良の地元食材にこだわた和×伊×仏の創作料理に舌鼓》《ラグジュアリーな大人の空間ながら、洋風お惣菜タパス260円から、グラスワイン360円からの安さで、気軽に楽しめると、早くも界隈で評判に。自家菜園の有機野菜や大和地鶏、大和ポークなど、地元食材にこだわった料理は、和食、フレンチ、イタリアンのシェフが生み出す、素材使いの妙が冴える創作料理で、定番のピザやパスタから、和牛や子羊、旬の魚介類を使った本格メインディッシュまで充実。エントランスから連なるワインセラーも圧巻で、県下最大級の1200本を越える世界各国のボトルを常時ストック》とある。

ちゃんと写真が撮れるかと心配したほど、暗くて「ラグジュアリーな大人の空間」である。周囲はカップルか、女性のグループ。ここのバルメニューは「グラスワイン(赤、白またはスパークリング)、生ハムと自家製サーモンマリネ」。ただし生ハムは品切れだったようで、サラミソーセージに代わっていた、飲み物は、スパークリングワインをいただいた。朝から吉野山、御所市、五條市と渡り歩いたので、ノドはカラカラ。冷たいワインで一挙に元気が出てきた。サーモンは厚切りで、とてもトクした気分だ。

2店目は斜め向かいの「Dining&Cafe fis(フィス)」(=トップ写真)。ここは以前、オープン直後に訪ねたことがある。飲み放題付きの歓送迎会だったので、味はほとんど覚えていない。ぐるなびによると《近鉄奈良駅徒歩1分 fisはフランス・イタリア・スペイン各国料理を本格的に、しかもリーズナブルに気軽に食べて頂けるお店 地元食材を使ったタパス(小皿料理)は380円から お一人様バー利用から100名様パーティーまで幅広く対応致します》《新年会・歓送迎会なら「広い」「美味しい」「便利」のfisで 新年会・歓送迎会・法人様宴会など、ご予約受付中!お料理はパーティープランをご覧ください》。とある。

お店はカウンター中心の1階と2階に分かれている。隠れ家的雰囲気だが、2階が広いので、各種パーティに便利に使える。バルメニューは「タパス(スペイン風小皿料理)とグラスビールまたはグラスワイン」。ここではビールをグイッといただいた。タパスは、笹身のスライスとスペイン風だし巻き卵で、これも美味しくいただいた。

3店目は趣向を変えて、なら青丹彩ビル地下にある「大和酒Bar 酒商・のより」奈良三条店へ。ここは午前10時~午後10時まで営業(無休)している立ち飲み屋さん(椅子席あり)だ。バルマップには《県内9蔵の直送限定酒を揃えて、ご来店をお待ちしています・[バルメニュー]風の森純米 秋津穂150mlと酒粕チーズのミニ春巻き風》とあった。風の森峠を越えて奈良に帰ってきて、再び「風の森」(御所市・油長酒造)に出会うとは、奇遇であった。

このお酒が、なんとほぼ1合(150ml)もついてくるのである。野依さん(奥さん)に「大サービスですね」と申し上げると「3軒目ですから、まだまだ大丈夫でしょう?」と見透かされてしまった。チケットに番号が振ってあるのだ。風の森は、中くらいの重さのフレッシュなお酒だ。メニューを見ると、あの「曽爾高原ビール」があったので、早速、ピルスナー(650円)と、ミックスナッツ(150円)を注文した。奈良県が誇る地ビール・曽爾高原ビールとは、久々のご対面だった。ミックスナッツも器にたっぷり入っていて、これは良心的だ。
棚に奈良検定のテキストや奈良の昔話があったので、少し話してみると、奥さん(桜井市のご出身)は、相当の古代史通であった。今度はN先輩とか、ソムリエ仲間も、お連れしなければ。広々としていて値段も安いし、ここは奈良通のたまり場になるかも知れない。奥さんに「早くから『まだtetsudaさんが取材に行ってないの?』と聞かれていました」と言われてしまった。私は「今日が初めててです。ちゃんと紹介しておきます」とお答えしておいた。奥さん、こんどはもっと丁寧に取材しますので。

4店目は、女子大通り(東向北通り)まで遠征し、「創作ダイニング カシュガシュ」へ。ぐるなびによると《【女性にも大人気!!アジアのお料理をベースにした創作料理です。辛い物が苦手という方にも食べやすくアレンジしております》《バリハイ、チャーンなどアジアの輸入ビールがオススメ!ランチタイム"黒米のフルーツカレー"650円、ランチ"は680円!お得なコースは2100円から!「ぐるなび」限定のお得クーポンも》。

《第2回まちなかバル参加します! 今年のカシュガシュのバルメニューは 生ビールとベトナム風揚げ春巻き&生春巻きのセットです。通常はないメニューなので、この機会にお試しください!》。入店時(午後8時前)には満席だったが、少し待つと席が空いた。周りはカップルと若い女性ばかりで、まちバルがなければ、決して足を踏み入れなかったことだろう。しかしアジアン・エスニック調の面白い店である。写真がベトナム風揚げ春巻き&生春巻きで、これはイケる。いちど仲間を連れて「正式に」お訪ねしなければ。

ラストの5店目はお隣の「魚・創作料理 花しば」。以前から美味しいと聞かされていたが、客層が若いめなのでためらっていた。バルマップによると《奈良で新鮮で旬の魚といえば“花しば”。店主の実家が創業85年の魚屋で、お造り、炭火で焼いた魚が好評です。魚と酒、1杯どうぞ。[バルメニュー]生マグロ炙り焼きと日本酒セット》。生マグロはボリュームたっぷり、日本酒(冷や酒)も正1合ある。
金曜日のまちバルに訪れた蔵武Sさんから、こんなメールをいただいた。《店主の実家が魚屋と言うことで話をすると、母親がよく買っていた法蓮の東京屋さんでした。県庁か南都銀行さんとおぼしき人でいっぱい。また行くつもりです》。グルメの蔵武Sさんの評価は高い。「食べログ」での評判も良かった。お店は女性グループやサラリーマンでほぼ満席状態。さらに特筆すべきは店員さんで、若い美人揃いであった。奈良女子大の学生アルバイトかも知れない。これは、ぜひ会社の連中に教えてあげなければ…。
旅行帰りのバスの中でじっくりと作戦を練っていたお陰で、5店とも、また行きたくなる名店揃いだった。「奈良にうまいものなし」などと陰口をたたく連中は、地元のこんな美味しい店を知らないのだ。こんなに楽しい「ちょい飲み食べ」の機会を与えてくださった「あるくん奈良まちなかバル」関係者の皆さんには、厚く御礼申し上げます。そして、第3回の開催を心待ちにしています!
イベントの様子は、すでに鹿鳴人さんがご自身のブログに「まちなかバル初日」 「まちなかバル2日目」 および「つづき・まちなかバル2日目」という記事を掲載されているし、togetter(twitterのまとめもの)にも「あるくん奈良まちなかバル2011/5/21」がアップされている。

以前(5/16)当ブログに、横田さんからこんなコメントをいただいた。《ハシゴしやすいのがポイント。そしてリピーターに》《「ちょっと飲み」に行くのですが、大概の店では席料がかかるんですね。探検がてら、お店のハシゴをして楽しもうとすると、けっこうばかにならないものです。結果として、ハシゴしてみる気が減退するものですが、このチケットなら「混雑したら席をあけてね」という了見が双方で持てる事も加えて、気楽にハシゴできるようになる点は期待したいです。その中から気にいった店が見つかれば、通常期にも足が向くようになるでしょう》。
おお、そうか、こういう飲み方ができるのだ、と目からウロコだった。私は「おなじみの店が提供する特別メニューをいただこう」という程度に思っていたからだ。考えてみると近鉄奈良駅周辺には、未訪問だったり、訪問しながら当ブログに取り上げていない店がある。私は「お洒落なビストロ」とか「ワインの美味しいレストラン&バー」というジャンルは、あまり得意ではないし、ワイン自体があまり好きではない。とにかく安くて美味しい店、日本酒のある居酒屋・焼鳥屋が好みなので、ついつい敬遠してしまうのである。まちバルの「バルマップ」を見ると、こういうお店がたくさんある。今回は、そんな「とりこぼしていた名店」を一挙に紹介させていただく。

酒食楽(さくら)横丁の様子(5/21)。おぜんさんのブログから拝借
重い旅行カバンとお土産を預け、カメラ片手にまず訪ねたのは、もちいどのセンター街駐車場に設けられた「酒食楽(さくら)横丁」。「よばれや」「PEPITA D'ORO(ペピタドーロ)」「RAHOTS a table(ラホツ アターブル)」「今西清兵衛商店」などが屋台を出店されていた。櫻井大貴さん(今西清兵衛商店)や魚谷和良さん(魚万)にもお会いしたが、ここは見学だけと決めていたので挨拶だけにとどめ、目的地に向かった。

1番目の訪問先は小西さくら通り商店街「Wine&Cafe Dining さくら町バール」。グルメWalkerによると《奈良の地元食材にこだわた和×伊×仏の創作料理に舌鼓》《ラグジュアリーな大人の空間ながら、洋風お惣菜タパス260円から、グラスワイン360円からの安さで、気軽に楽しめると、早くも界隈で評判に。自家菜園の有機野菜や大和地鶏、大和ポークなど、地元食材にこだわった料理は、和食、フレンチ、イタリアンのシェフが生み出す、素材使いの妙が冴える創作料理で、定番のピザやパスタから、和牛や子羊、旬の魚介類を使った本格メインディッシュまで充実。エントランスから連なるワインセラーも圧巻で、県下最大級の1200本を越える世界各国のボトルを常時ストック》とある。

ちゃんと写真が撮れるかと心配したほど、暗くて「ラグジュアリーな大人の空間」である。周囲はカップルか、女性のグループ。ここのバルメニューは「グラスワイン(赤、白またはスパークリング)、生ハムと自家製サーモンマリネ」。ただし生ハムは品切れだったようで、サラミソーセージに代わっていた、飲み物は、スパークリングワインをいただいた。朝から吉野山、御所市、五條市と渡り歩いたので、ノドはカラカラ。冷たいワインで一挙に元気が出てきた。サーモンは厚切りで、とてもトクした気分だ。

2店目は斜め向かいの「Dining&Cafe fis(フィス)」(=トップ写真)。ここは以前、オープン直後に訪ねたことがある。飲み放題付きの歓送迎会だったので、味はほとんど覚えていない。ぐるなびによると《近鉄奈良駅徒歩1分 fisはフランス・イタリア・スペイン各国料理を本格的に、しかもリーズナブルに気軽に食べて頂けるお店 地元食材を使ったタパス(小皿料理)は380円から お一人様バー利用から100名様パーティーまで幅広く対応致します》《新年会・歓送迎会なら「広い」「美味しい」「便利」のfisで 新年会・歓送迎会・法人様宴会など、ご予約受付中!お料理はパーティープランをご覧ください》。とある。

お店はカウンター中心の1階と2階に分かれている。隠れ家的雰囲気だが、2階が広いので、各種パーティに便利に使える。バルメニューは「タパス(スペイン風小皿料理)とグラスビールまたはグラスワイン」。ここではビールをグイッといただいた。タパスは、笹身のスライスとスペイン風だし巻き卵で、これも美味しくいただいた。

3店目は趣向を変えて、なら青丹彩ビル地下にある「大和酒Bar 酒商・のより」奈良三条店へ。ここは午前10時~午後10時まで営業(無休)している立ち飲み屋さん(椅子席あり)だ。バルマップには《県内9蔵の直送限定酒を揃えて、ご来店をお待ちしています・[バルメニュー]風の森純米 秋津穂150mlと酒粕チーズのミニ春巻き風》とあった。風の森峠を越えて奈良に帰ってきて、再び「風の森」(御所市・油長酒造)に出会うとは、奇遇であった。

このお酒が、なんとほぼ1合(150ml)もついてくるのである。野依さん(奥さん)に「大サービスですね」と申し上げると「3軒目ですから、まだまだ大丈夫でしょう?」と見透かされてしまった。チケットに番号が振ってあるのだ。風の森は、中くらいの重さのフレッシュなお酒だ。メニューを見ると、あの「曽爾高原ビール」があったので、早速、ピルスナー(650円)と、ミックスナッツ(150円)を注文した。奈良県が誇る地ビール・曽爾高原ビールとは、久々のご対面だった。ミックスナッツも器にたっぷり入っていて、これは良心的だ。
棚に奈良検定のテキストや奈良の昔話があったので、少し話してみると、奥さん(桜井市のご出身)は、相当の古代史通であった。今度はN先輩とか、ソムリエ仲間も、お連れしなければ。広々としていて値段も安いし、ここは奈良通のたまり場になるかも知れない。奥さんに「早くから『まだtetsudaさんが取材に行ってないの?』と聞かれていました」と言われてしまった。私は「今日が初めててです。ちゃんと紹介しておきます」とお答えしておいた。奥さん、こんどはもっと丁寧に取材しますので。

4店目は、女子大通り(東向北通り)まで遠征し、「創作ダイニング カシュガシュ」へ。ぐるなびによると《【女性にも大人気!!アジアのお料理をベースにした創作料理です。辛い物が苦手という方にも食べやすくアレンジしております》《バリハイ、チャーンなどアジアの輸入ビールがオススメ!ランチタイム"黒米のフルーツカレー"650円、ランチ"は680円!お得なコースは2100円から!「ぐるなび」限定のお得クーポンも》。

《第2回まちなかバル参加します! 今年のカシュガシュのバルメニューは 生ビールとベトナム風揚げ春巻き&生春巻きのセットです。通常はないメニューなので、この機会にお試しください!》。入店時(午後8時前)には満席だったが、少し待つと席が空いた。周りはカップルと若い女性ばかりで、まちバルがなければ、決して足を踏み入れなかったことだろう。しかしアジアン・エスニック調の面白い店である。写真がベトナム風揚げ春巻き&生春巻きで、これはイケる。いちど仲間を連れて「正式に」お訪ねしなければ。

ラストの5店目はお隣の「魚・創作料理 花しば」。以前から美味しいと聞かされていたが、客層が若いめなのでためらっていた。バルマップによると《奈良で新鮮で旬の魚といえば“花しば”。店主の実家が創業85年の魚屋で、お造り、炭火で焼いた魚が好評です。魚と酒、1杯どうぞ。[バルメニュー]生マグロ炙り焼きと日本酒セット》。生マグロはボリュームたっぷり、日本酒(冷や酒)も正1合ある。
金曜日のまちバルに訪れた蔵武Sさんから、こんなメールをいただいた。《店主の実家が魚屋と言うことで話をすると、母親がよく買っていた法蓮の東京屋さんでした。県庁か南都銀行さんとおぼしき人でいっぱい。また行くつもりです》。グルメの蔵武Sさんの評価は高い。「食べログ」での評判も良かった。お店は女性グループやサラリーマンでほぼ満席状態。さらに特筆すべきは店員さんで、若い美人揃いであった。奈良女子大の学生アルバイトかも知れない。これは、ぜひ会社の連中に教えてあげなければ…。
旅行帰りのバスの中でじっくりと作戦を練っていたお陰で、5店とも、また行きたくなる名店揃いだった。「奈良にうまいものなし」などと陰口をたたく連中は、地元のこんな美味しい店を知らないのだ。こんなに楽しい「ちょい飲み食べ」の機会を与えてくださった「あるくん奈良まちなかバル」関係者の皆さんには、厚く御礼申し上げます。そして、第3回の開催を心待ちにしています!