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ガンバレ~♪眞鍋・大塚両選手!(南都銀行所属) 女子ホッケー・さくらジャパン

2012年05月09日 | 奈良にこだわる
今朝の新聞各紙(奈良県版)は、眞鍋敬子選手と大塚志穂選手(南都銀行)の話題でもちきりである。産経新聞奈良版(5/9付)の見出しは《「五輪で感動与える試合を」 南都銀ホッケー部 眞鍋、大塚両選手》だ。

今年夏に開催されるロンドン五輪出場を決めたホッケー女子日本代表「さくらジャパン」のメンバーで、南都銀行ホッケー部の眞鍋敬子、大塚志穂の両選手が8日、奈良市の同行本店で会見し、世界最終予選で優勝した喜びや、五輪に向けた意気込みなどを語った。会見では世界最終予選について、両選手は「1点が重要となる厳しい戦いだった」と振り返るとともに、「五輪出場を決めてうれしいし、ほっとしている」と笑顔をみせた。


これら3枚の写真は「ロンドン五輪出場権獲得報告記者会見」(5/8)で撮影

5日の決勝ではアゼルバイジャンを相手に5-1で勝利。3大会連続の五輪出場を決めた。注目が集まった試合だけに観客数も多く、眞鍋選手は「リーグ戦とは比べものにならないほどのプレッシャーを感じた。重圧の中でも戦える強さを得たので、この経験を五輪でも生かしたい」と意気込みを語った。

また、大塚選手はサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の活躍をあげ、「女子競技に関心が向くきっかけとなった。私たちも感動を与える試合をして、なでしこを追い越したい」と五輪での活躍を誓った。両選手は、10日から岐阜県内で予定されている代表合宿に参加する。



向かって左が眞鍋選手、右が大塚選手

眞鍋敬子選手は岐阜県可児(かに)市生まれの25歳(1987.3.11生)。東海学院大学出身で、09年に南都銀行に入行し、人事部に所属。ポジションはディフェンダーである。身長153cmという小柄な選手ながら、筋肉はモリモリで、大柄な選手にも果敢に挑んでいく姿は頼もしい限りである。

大塚志穂選手は島根県仁多郡奥出雲町(『古事記』出雲神話の舞台だ!)生まれの22歳(1989.10.16生)。この4月(12年)に南都銀行に入行したばかりで、営業統括部に所属。ポジションはフォワード、身長は157cmである。自ら「動物的」と評するように、黒ヒョウのような瞬発力が持ち味である。「さくらジャパン」のメンバー18人の中に天理大学出身者は、大塚選手を含めて6人おり、「ホッケー王国奈良県」の面目躍如たるものがある。

正確にいうと、現時点では両選手は「日本代表(候補)」である。18人から2人減の16人に絞られるのであるが、世界最終予選にフル出場した両選手が最終候補に入る可能性は極めて高い。奈良新聞(5/9)にコメントが掲載されている。《ディフェンダーの眞鍋選手は「会社の理解、多くの方の支援でここまで来られた。これからが本番」と話し、フォワードの大塚選手も「代表として五輪に出場できるよう頑張りたい」と意欲をみなぎらせている》。

女子ホッケー日本代表 アゼルバイジャン戦(YouTubeより)


《眞鍋は10日から岐阜県で行われる合宿に向け「メンバーに入れるよう合宿では気持ちを切り替えて、さらにステップアップしたい」。大塚も「五輪は夢の舞台。そのピッチに立ちたい」と意欲。また、両選手は五輪本番をにらんで「出るからには結果を残さないと。自分の力を出し切る波のないプレーがしたい」(眞鍋)。「百パーセントの力を出さないと勝っていけない。当たり負けず、しっかり点の取れる、悔いのない試合をしたい」(大塚)と、日本代表としての自覚をにじませた》。

《南都銀行女子ホッケー部の山村監督は「眞鍋は、体は小さいが外国人と渡り合えるフィジカル(身体)があり、安定した守備だけでなく得点力もある。大塚はスピードがあり、巧みなドリブルでゴールへ駆け上がれる選手」と評価し、期待を寄せている。同行から五輪に選ばれれば、アテネ五輪の宮崎奈美以来となる》。日本チームが8位に入賞した2004年のアテネ五輪から、もう8年経つのだ。伝説のゴールキーパー・宮崎奈美選手は、現在も地元(滋賀県)でホッケーの指導者として活躍している。




天理市親里ホッケー場で開催された女子ホッケー日本リーグで(11.5.22撮影)。黒が眞鍋選手

私も会見に立ち会っていて、記者の質問に対する選手の回答を横で聞いていた。印象に残ったコメントとしては、ホッケーを始めたきっかけは「中学のときはバスケットボールをやっていた。身長が低いので先生に相談すると、岐阜県にはホッケーの強豪の高校があると薦められ、岐阜総体の決勝戦を観戦した。それがきっかけになった」(眞鍋)、「姉がホッケーをしていたので、自分も(小学生のとき)スポーツ少年団に入った」。五輪について「アテネと北京はテレビで見ていて、自分もそのピッチに立ちたいと思っていた。五輪は夢の舞台」(大塚)。なでしこジャパンについて「世界の大会で優勝したことで、尊敬している。自分たちも優勝して、なでしこを超えたい」(眞鍋)、「試合をテレビで見たが、テレビで感動を与えられるのは、すごい。自分たちもスポーツで感動を与えたい」(大塚)。

ロンドン五輪での日本チームの目標は「6位入賞」である。、眞鍋敬子選手と大塚志穂選手には、日本チームの牽引役として、大いに活躍してもらいたい。フレー、フレー、眞鍋選手!大塚選手!
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