遠くへ行きたい 特選の旅 (ブルーガイド・ムック) | |
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明日の日曜日(5/13)、読売テレビの「遠くへ行きたい」(朝7:30~8:00)は「古事記片手に大和路幻想」だそうである。鹿鳴人さんのブログで知った。鹿鳴人さん、有難うございました! 番組のHPによると
旅のはじまりは東京駅。駅舎は4月1日に改修工事の覆いの大部分が取り外されたばかり。亜門は駅舎を見上げながら今回の「古事記」を巡る旅への思いを語り、奈良へと出発する。
そして奈良到着後、奈良県庁の屋上から街を見下ろしながら、亜門流「古事記」の解釈とその謎を語る。古事記は712年に天武天皇が編纂を命じ、大安万呂、稗田阿礼が編纂に関わった日本最古の歴史書だ。その編纂が行われたのが奈良だという。
だが古事記は長年、偽書でないかという疑惑も持たれてきた。しかし33年前、大安万呂の墓が発見されたことでその存在が確かなものになったという。そんな歴史的発見をしたのが、お茶農家・竹西英夫さん(94歳)だ。亜門は竹西さんを訪ね、当時の話を聞く。
さらに稗田阿礼に縁のある「賣太神社」を訪ねる。稗田阿礼は天武天皇に神話を口伝した人物だ。その縁で神社では人々が輪になって古事記を朗読する輪読会が開かれている。亜門は会に参加させてもらう。続いて、古事記が編纂された場所とされる、広大な遺跡「板蓋宮跡」へ。亜門は県立万葉文化館の研究員・井上さやかさんに遺跡を案内してもらい、井上さんと古事記の魅力について語り合う。
次に古事記の生まれた1300年前の時代を想像させる「石舞台古墳」へと向かう。地元のガイド・寺西和子さんに案内された亜門は、巨大な石が積まれた古墳で何を感じるのか――。
明日香村の風景を楽しみ、最後に古事記に描かれた三輪山の「大神神社」に到着する。古事記には「夜通し通ってくる男に糸をくくりつけ、たぐり寄せたら山であった」など、神様と人間の恋物語がおおらかに描かれている。また大神神社の拝殿には、多くの卵がお供えされており、その理由も古事記にあるという。亜門は宮司の平岡昌彦さんに話を聞く。そしていつか舞台にしたいと願う「古事記」の世界に触れた、今回の旅を振り返る。
訪問地は「桜井市」となっているが、田原の里(奈良市)から賣太(めた)神社(大和郡山市)、明日香村、三輪(桜井市)と、県内各所を訪ねる。田原の里は明日訪ねるところだし、飛鳥の寺西和子さんには村をガイドしていただいたこともあるので、番組を楽しみにしている。
それにしても、奈良県下の『古事記』ゆかりの地を訪ねる番組が全国ネットで放送されるというのは、有り難いことだし、つくづく「古事記1300年」のパワーを感じる。皆さん、明朝はぜひ「遠くへ行きたい」をご覧ください!