tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

月刊 大和路ならら(2012年6月号)は、まるごと1冊 古事記特集!

2012年05月31日 | ブック・レビュー
「月刊 大和路ならら」は、「ほかでは読めない奈良の魅力を探るカルチャーマガジン」である。発行所は、タウン情報紙「マイタウン奈良」などを発行する地域情報ネットワーク株式会社(奈良市杉ヶ町14-1)だ。奈良の情報ブログ「鹿鳴人のつぶやき」に《「月刊 大和路ならら」6月号では、神と人が紡ぐ壮大な物語として古事記ザ・スペクタクルが特集されています。400円》という情報が出ていたので、早速入手した。鹿鳴人さん、情報有難うございました。

これはすごい。まるごと1冊、古事記特集である。巻頭を飾るのは寺谷まり子さんの「古事記ザ・スペクタクル そして国はなった!!神武東征の険しき道」(全6頁)。続いて坂本久美氏の「古事記の真実」など、充実したコンテンツの数々。いかにも「ならら」らしい手堅い作りで、まさに永久保存版である!数えてみると、全64頁のうち、22頁分が古事記に関するものだった。これはお薦めだ。

なお、表紙の神武天皇像は、御嶽山(おんたけさん)大和本宮(奈良市大渕町)にあるのだそうだ。同神社のHPには《御嶽山大和本宮が建立されました御土地は金鵄神話に縁ある場所として伝えられており、その御神縁を尊び奉りまして御嶽山大和本宮の境内 海抜110mの高所に高さ16mの御尊像をお祀りし、橿原神宮より御分霊の上で入魂鎮座なされました》とある。

先日は「るるぶ古事記」を紹介したが、このように同時多発的に古事記の情報がどんどん出てくると、否が応でも「古事記イヤー」が盛り上がる。先日、私が講話させていただいた「90分でわかる古事記」セミナーも、約80人の方にご参加いただいた(定員40人があっという間にオーバーしたので、追加でもう1回開催した)。川上村や堺市など、遠方からもお越しいただき、「古事記ブーム」を実感した。

皆さん、「古事記本」を携えて、古事記ゆかりの地を訪ねましょう!

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする