tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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片桐新之介さんは、まちづくり奈良のタウンマネージャー!

2012年08月02日 | 奈良にこだわる
7/31(火)付の奈良新聞に、「タウンマネジャー決定 飲食店コンサルの片桐さん 奈良市中心市街地活性化協」という記事が出ていた。《奈良市中心市街地活性化協議会は、中心市街地活性化事業を推進する「株式会社まちづくり奈良」(奈良市)で司令塔となるタウンマネジャーを、東京都出身の飲食店コンサルタントの片桐新之介さん(35)に決定した》。

《17日付けで就任した。任期は来年3月までの予定。協議会は奈良商工会議所や奈良市市街地開発会社らで平成19年に発足。平成20年度から5年間、市中心市街地活性化基本計画の事業の進捗状況などを管理している》ということである。タウンマネージャーは全国公募され、30~70代までの16人が応募。面接で5人に絞られ、そこから7/2に最終決定されたそうだ。

早速、まちづくり奈良・社長の鹿鳴人さんのブログに「タウンマネージャー、片桐新之介さんに決定」という記事が掲載された。引用すると、

片桐さんは、東京の台東区上野のすぐ近くの根津のご出身。慶応大学湘南キャンパスの総合政策学部をご卒業。大学時代は、剣道で大学生の大会なども運営されたといいます。家から独立したいと関西の阪急百貨店に就職されたそうです。

阪急百貨店では現場を経験されたり、博多阪急の立ち上げに関わられたり、川西阪急などで活躍され、お酒や第1次産品の農業などへの取り組みで、昨年9月独立されたそうです。そしてこの度、奈良のタウンマネージャーの募集を知り、勇んで応募されたということです。

すでに奈良でもいろいろな方とも交流があり、関西でも人脈をお持ちです。現在、奈良の人脈をさらに広げて、奈良への提言を行いたいと意欲的に取り組んでくれています。

35才という若さとアイデアで積極的に行動され、奈良に多くの若者がやってきたり、定住してくれたり、若い世代の人たちが奈良に帰ってきてくれる、きっかけになればと期待が高まります。今後あちこちに登場すると思いますが、どうぞ皆様よろしくお願いします。

以下は片桐さんの<ご挨拶>

関西に来て12年目になります。阪急在職時代より農業政策に興味を持ち始め、第一次産業の活性化に向け、NPO法人 農家のこせがれネットワーク関西として新規就農希望者の発掘と支援や、農業への関心を高めてもらうためのシンポジウム開催、および神戸サザンモールにおいてマルシェ運営を行う一方、NPO法人 おもしろ農業として農業体験ツアーや貸農園運営事業をしている最中、この応募を知りました。

私の考える「活性化」とは、そこで住む・働く人の思いをつなげ、大きな力にしていくこと。この仕事でも自分の力を発揮し、また伸ばすことができると考え応募いたしました。今まで培ってきた人脈と、第一次産業活性化への取り組みおよびイベント企画運営の経験を活かして、これからは奈良のまちづくりに力を注いでいきます。

10年後、20年後の将来を考えた時、少子高齢化等に起因した日本経済縮小という問題に必ず直面します。その中で奈良というまちはどうあるのが望ましいのか?私は「シルクロードの終着点」であり、文化融合の最先端を作り上げたことを強く誇るべきだと思います。「グローバルな視点を持ちつつ、奈良にしっかり根ざして活動する」をモットーに、これから頑張ってまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

<連絡先>
奈良市登大路町36-2 奈良商工会議所内 ℡・Fax(0742)26-1666
E-mail : narachukatsujimu01@yahoo.co.jp

片桐さんは「しんのすけのブログ」を書いておられ、その7/7(土)付に「まちづくりの第一歩」という記事を書いておられた。

本日、奈良市中心市街地活性化協議会より、タウンマネージャー就任の委託を受けました。17日から正式に赴任です。メインの仕事は10月にオープン予定の起業家が集う施設『きらっ都奈良(きらっとなら)』の準備・運営、起業家支援、町バルなど各種イベント運営(一部は支援のみ)、そして奈良商店街の将来像構築です。

大阪の社会起業家さんたちとの連携を活かしつつ、新しい時代にふさわしい先進的かつ歴史を大切にするまちづくりをしていきます。あわせて今までの活動もやりますんで、今まで以上に忙しくなるとは思いますが、よりいっそうの皆様のお力添えを何卒よろしくお願い申し上げます! さて、まちづくりに携わることに当たり、いくつか私見を述べておきます。

まちづくりの経験がないのに、できるのか? まちというのは、それぞれの歴史があり、人がいる。だから、「これがまちづくりの肝」であったり、「地域活性化はまずこれを!」という答えなんてないと思っています。ただ、タウンマネージャーのような立場として必要な要素があるとすれば、

コミュニケーション能力
人と仲良くなる人格
既存の考え方にとらわれない

そういったことは必要かと。そして時折、「そんなことこの土地でできるか???」ということも、信念を持って提案することも必要かと。すでに、いくつかの案はあります。誰も考え付かないようなことが。

うまくいくか全くわかりません。でも、トライする価値はあるはずです。奈良という町で、楽しく明るくやっていきます。テーマは、奈良なら●●できる!!!


さすがは35歳、《「そんなこと この土地でできるか???」ということも、信念を持って提案することも必要》《うまくいくか全くわかりません。でも、トライする価値はあるはず》とは、頼もしい。地域を元気にするのは「よそ者、若者、ばか者」だというが、東京都出身・兵庫県(塚口)在住の片桐さんは、少なくとも「よそ者、若者」の2条件は満たしている。

片桐さんがタウンマネージャーに就任された7/17(火)は、奈良ビブレが閉店するという発表のあった日である。片桐さんへの期待は否が応でも高まる。

私は片桐さんにFacebookの「友達」にしていただいているので、ほぼリアルタイムでご活躍ぶりが分かる。1,331人の「友達」を持ち、約10団体の代表などをお務めになる片桐さんの行動半径は広く深く、とかく閉鎖的になりがちな奈良にあっては貴重な存在である。モットーとされる「グローバルな視点を持ちつつ、奈良にしっかり根ざして活動する」の日々の実践を、大いに期待している。

コメント (5)
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