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大和民俗公園で「古民家 語り部ボランティア」募集中!8月末締切(2012Topic)

2012年08月20日 | お知らせ
大和民俗公園(大和郡山市矢田町)をご存じだろうか。県のHPによると《大和郡山市の矢田丘陵の東部に位置しています。園内には有形 ・無形の民俗文化財を収集する民俗博物館があり、また、県内各地の典型的な民家を園内に移築展示する特徴的な総合公園として昭和50年度に都市計画決定を受け整備を行い、計画面積26.6ha中、平成17年度末現在、22.6haを開園しています》。

大和民俗公園内には、移築復原された江戸時代に建てられた民家が15棟あり、そのうち3棟が国の重要文化財、10棟が県の文化財に指定されている。また園内には梅林(みんぱく梅林)、花しょうぶ園、花の谷などがあり、四季折々に楽しめる都市公園である。

「こんなに立派な古民家がたくさんあるのに、ガイドさんがいない。誰か説明してくれたら良いいのに…」と思っていたら、現在「語り部ボランティア」を募集しているとのことだ。県立民俗博物館のHPによると、

古民家「語り部ボランティア」募集について

県立民俗博物館では、昭和49年11月の開館以来、郷土の風俗慣習及びこれらに伴う生活用具等の資料を収集保存し、県民の理解と認識を深める場の提供を行っておりますが、その一つとして、県内各地の古民家を移築・復元し、その公開も行っています。しかし、古民家も移築してから約40年近くが経ち、世代も移り変わり、生活様式も大きく変化してきました。

こうした中で、当館では、古民家を守りながら一層の活用の場として、カマドや囲炉裏を一緒に囲みながら、来訪者に先人の風習などの生活を追体験していただくとともに、郷土のアイデンティティを後世に引き継ぐため、事前に申込みのあった団体に対して、古民家等の施設案内と民具の使用方法や当時の生活の様子などをガイドしていただける「語り部ボランティア」を募集します。

1.募 集 人 員
10名程度 ※応募者多数の場合は、選考させていただくことがあります
2.募 集 期 間
平成24年8月7日(火)~8月31日(金)
3.応 募 条 件
古民家に生活したことのある方又は興味のある方、説明会と事前研修会に出席が可能な方、お互いに尊重し合い、協力して活動できる方
4.活動内容等
原則として、月に1~2回程度(月曜日休館)古民家や古民家での生活や生活用具についての解説、昔の生活の体験談等の話、古民家を使ったイベント等のお手伝い等 ※事前研修を開催し、活動内容を詳しく指導いたします。
5.報  酬  等
報酬・交通費はありません
6.保  険  等
当館にてボランティア保険に加入します
7.説明会及び事前研修会
平成24年9月から10月の間で実施予定 ※詳細は別途通知します
8.応募方法等
申込書に必要事項を記入のうえ、下記までお申し込みください
<応募先> 奈良県立民俗博物館 総務課「語り部ボランティア募集係」
TEL 0743-53-3171  FAX 0743-53-3173
申込書はこちら
チラシはこちら

「カマドや囲炉裏を一緒に囲みながら、来訪者に先人の風習などの生活を追体験」「古民家等の施設案内と民具の使用方法や当時の生活の様子などをガイド」というのは良いアイデアである。園内の古民家では、今でも時々かまどに火を入れたり、囲炉裏を囲んだりしている様子を目にすることがあり、薪を燃やす煙の匂いなどが漂ってきて、ふと田舎の実家を思い起こす。子供たちにとっては、伝統的な日本文化を知る良い機会になることだろう。

「報酬・交通費はありません」という完全無償ボランティアで、どれほどの人が集まるのか心配だし、ガイドしていただけるのが「事前申込みのあった団体」に限るところが窮屈だが、ぜひ元気なお年寄りにご応募いただいて、古き良き時代を大いに語っていただきたい。私もぜひ、拝聴したいと思う。

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