tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

古代桃でスイーツ♪(第2回)は、8月25日(土)開催!(2012Topic)

2012年08月03日 | お知らせ
田原本町(奈良県磯城郡)は、桃太郎の生誕地として知られる。桃太郎ゆかりの地は全国にあって、田原本町のほか岡山県岡山市・総社市、香川県高松市、愛知県犬山市などの名前が挙がるが、桃太郎のモデルといわれる孝霊天皇の皇子・吉備津彦命は、田原本町の黒田庵戸宮(いおとのみや=孝霊天皇の皇居)で生まれたので、「桃太郎の生誕地」という説には大いに信憑性がある。

Wikipedia「桃太郎」にも《物語の成立については諸説存在し、それぞれ争いのあるところである。有力説の一つとしては、第7代孝霊天皇の第3皇子彦五十狭芹彦命(ひこいさせりひこのみこと、吉備津彦命)、稚武彦命(わかたけひこのみこと)兄弟の吉備国平定における活躍と、岡山県(吉備国)の温羅(うら)伝説に由来するものとする説がある。これは、古代の大和政権と吉備国の対立構図を、桃太郎と鬼の争いになぞらえたとするものである。この説をもとに、桃太郎のモデルとなった人物が彦五十狭芹彦命であるとする見方が広く知られている》。

《これにちなんで、彦五十狭芹彦命の故郷である奈良県磯城郡田原本町では、桃太郎生誕の地として黒田庵戸宮(廬戸宮)を観光PRの一つとして取り上げている。田原本町の初瀬川 には、川上から男の子が甕に乗って流れてきて、西の方角に向かい神様となったという伝承が残る(本朝神社考)。西の方とは、『古事記』や『日本書紀』の孝霊天皇、彦五十狭芹彦命の記述から、吉備(岡山)や讃岐(香川)をさすと考えられている》。

桃太郎ゆかりの古代桃(こだいもも)を使ったイベント「古代桃でスイーツ♪」が8月25日(土)、田原本町で開かれる。主催は黒田桃花会とNPO法人LayerBoxである。LayerBoxのHPによると《孝霊天皇が天下を治めた黒田の庵戸宮で産出される古代桃。一般的な桃に比べて小ぶりで甘酸っぱく、果肉がしっかりしているのが特徴です。地元、黒田「桃花会」がシロップ漬にした古代桃を使って、簡単に作れる!おうちでも作れるレシピ♪で、お菓子づくりを楽しんでいただきたいと思います。昨年、好評につき、今年第2回目を開催することになりました♪「古代桃、桃太郎、田原本町」を広く発信できれば幸いです》。コンポート、パイ、ゼリーと、いろんなスイーツが簡単に作れるとのこと。イベントの詳細は、以下のとおりである。

■日時
2012年8月25日(土)
13:30(開場)14:00~16:30 (17:00には後片付け終了、退室)

■場所
田原本町青垣生涯学習センター2F 調理室 ★地図
〒636-0247 奈良県磯城郡田原本町阪手233-1 電話:0744-32-6191
■参加費(材料費として)
1,500円(小・中学生800円。親同伴の小・中学生500円)
※ 当日精算。なるべく釣銭のいらないようお願いいたします。(試食OK、お持ち帰りOK)
■ ご持参いただくもの
エプロン他、調理に適した格好
■講師
藤田 良子(よしこ)先生
■対象(先着40名様)
女性グループ、男子も!学生さん、親子、カップル♪
■お申込はこの下のフォームより
(フォームが表示されない場合は、「ブロックされているコンテンツを許可するをクリックしてください)
★☆★ 【古代桃でスィーツ♪】第2回は「地域イベント応援キャンペーン」(協力:株式会社リクルート「じゃらん」「イベントアテンド」)に選ばれました!


もう一方の主催者である黒田桃花会の会長さんは“黒田「桃花会」会長手記”というブログを運営されている。そこに“古代桃で「スイーツ」作り”のレシピを公開されているので紹介する。

きれいに洗った古代桃を、シロップとワインで煮込む。もちろん無添加、と言う事で、日持ちをさせる為に糖度を上げる。
水2:グラニュー糖1:クエン酸少々。
水1:ワイン1:砂糖1
桃がたっぷり浸かる所まで、混合した液を入れて15分程度、桃が砕けそうになる手前まで煮込む。煮込んだら、粗熱を取って、そのまま密閉容器へ。空気が入らない様にして、熱い内に冷蔵用の容器に移す、防腐剤等一切使用しないので、雑菌が入らない様にする為。このまま1週間寝かせる事で、味と色が馴染んで来ます。

1週間たった、ワイン炊きとシロップ炊きを冷蔵室から取りだして、煮汁だけを鍋に取り出し、糖度と酸味を調整して、寒天を加えて煮込む。煮込んだ液をカップに少しずつ注ぎ、これを一旦冷やして固めて、その上に桃の実を乗せてから、再び寒天を入れたシロップを流し込む。このままパックして冷やすと、「古代桃の寒天ゼリー」「古代桃のゼリーワイン風味」の出来上がり。


ふぅ~ん、なるほど。これは美味しそうである。桃は古来、邪気を祓う力があると考えられてきた。『古事記』では、イザナキが桃の実を投げつけることによって、黄泉醜女(よもつしこめ=鬼女)を退散させた。イザナキはその功を称え、桃に大神実命(おおかむづみのみこと)という名を与えた。纒向遺跡(桜井市)の卑弥呼の居館跡とみられる大型建物跡の周辺からは、約2,000個もの桃の種が発見された。これを報じた朝日新聞は「桃の種2000 魔よけのタネ?」という見出しをつけていた。

不思議なパワーを持つとされる古代桃のスイーツ作り、ぜひあなたもチャレンジしてください!

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