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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

入江泰吉の仏像写真(シリーズ・入江泰吉 第2回)講演会は、9月28日(土)開催!(2013Topic)

2013年09月06日 | お知らせ
俳人で『あかい奈良』元編集長の倉橋みどりさんから、こんなメールをいただいた。

私が代表をつとめるNPO法人文化創造アルカでは 奈良を愛した写真家・入江泰吉氏について 改めて、さまざまな角度から学ぶ講演会「シリーズ・入江泰吉」に取り組んでいます。第2回として、仏像写真の魅力について元興福寺国宝館館長の小西正文先生をお招きし、仏像の専門家の立場からお話をうかがいます。ぜひご参加下さったらうれしいです。

テーマ:入江泰吉の仏像写真
日時:2013年9月28日(土)15時半~17時半
場所:踏花舎(奈良市東笹鉾町32)
地図(PDF):http://www.arca-nara.jp/images/pdf/arcamap.pdf
参加費:1300円(お茶・お菓子付)

お申し込みは、直接メールで arcainfo@arca-nara.jp
またはこちらのメールフォームから

第1回講演会の様子(トップ写真とも7/27開催。写真は倉橋さんからいただいた)

「文化創造アルカ」は、《奈良には、古代から伝わる有形文化財はもちろんのこと、町並みや地名、祭事、食文化など、奈良を形作ってきた歴史的遺産が今なお豊富に残っています。しかし、近代・現代や、ごく身近にあるものについては、ありがたみを感じる人が少ないためか、きちんと資料を収集し、記録し、伝え、守っていく体制が整っているとはいえません。そこで、文化創造アルカでは、特にこれまで軽視されがちだった近代・現代を中心に、奈良の歴史や文化などの魅力を掘り下げ、ひいては、日本文化全体の理解を深め、ともに考え、さらには記録として未来へ伝えていくために、勉強会・講演会などの催しと出版活動などを行っていきたいと存じます》という意図でスタートしたNPO法人である。

入江泰吉の仏像写真には定評があり、仏像写真集もたくさん出版されている。仏像の専門家は入江写真をどのように見るのか、これは楽しみである。

入江泰吉については、ちょうど今「入江泰吉記念 奈良市写真美術館」で「ミスター・ウェット・イリエ」展と「入江泰吉の文楽」展を開催中である(いずれも9/28まで)。

奈良が産んだ偉大な写真家・入江泰吉。ぜひ、「入江泰吉の仏像写真」講演会にお申し込みいただきたい。
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HANARART(はならぁと)2013、9月7日(土)開幕!(Topic)

2013年09月06日 | お知らせ
いよいよ7日(土)から、「奈良・町家の芸術祭 HANARART 2013」が開幕する。読売新聞奈良版(9/4付)「町家 meets アート 奈良で7日開幕 150組参加 8地区イベントリレー」によると、

昔ながらの町家などを舞台に、現代アートの作品を紹介する「奈良・町家の芸術祭 HANARART 2013」(実行委員会主催、県共催、読売新聞奈良支局など後援)が7日、開幕する。国内外の作家や団体150組以上が参加し、作品制作や展覧会、ワークショップを開く大規模なイベントで、実行委は「アートを通じていろんな交流を育んでほしい」と期待している。11月26日まで。

芸術作品と組み合わせることで、県内各地の町家や古い建物の魅力を発信しようと、県内の芸術関係者やまちづくり団体が2011年から開催。昨年は延べ約5万8500人が来場した。

今年のテーマは「アート×地域の恋鎖(れんさ)反応」。「違う会場の作品も見たい」という要望を受け、今回はエリアごとにリレー方式でイベントを実施。7~16日に開く五條新町(五條市)を手始めに、今井町(橿原市)、郡山城下町(大和郡山市)、奈良きたまち(奈良市)、桜井本町(桜井市)など計8エリアで各8~11日間展示を行う。


画像はすべて、HANARARTの公式ホームページとFacebookより拝借

10月12~20日に開かれる郡山城下町エリアでは、公募で選ばれた3人が展示を企画。郡山柳町商店街では、銅金裕司・京都造形芸術大教授が企画した架空の金魚研究所を構想し、金魚に関する様々な研究を現代アートで表現。かつて遊郭だった旧川本家住宅などでは、まちを、魚や水草を水槽で飼育・栽培して観賞する「アクアリウム」に見立てた展示をする。

このほか各地で展示やパフォーマンス、制作風景の事前公開がある。担当者は「実際に中に入ることで、町家の良さが見直され、持ち主も『貸してみようかな』と言ってくれるようになった。リレー方式なので、いろんな地区を回って楽しんでほしい」と話している。一部有料。問い合わせは、実行委(090-9215-6847、ホームページはhttp://hanarart.main.jp/)。


スタートが「天誅組決起150年」に沸く「五條新町」というのがいい。今年は新たに「奈良きたまち」と「桜井本町」が加わった。あまり足を運ぶ機会のない「御所市名柄」や「八木札の辻」(橿原市)「郡山城下町」にも、たくさんの方にお訪ねいただきたいものだ。7日からのスタートに先立ち、9月1日(日)にはオープニングパーティが開催された。奈良新聞(9/2付)「町屋に芸術の花を 7日から『HANARART』 関係者ら開幕前パーティー」によると、



芸術の秋の恒例イベントとなった奈良・町家の芸術祭「HANARART2013」(同実行委員会・県共催、奈良新聞社など後援)が7日開幕するのを前に1日、奈良市中新屋町の奈良町物語館で、奈良新聞社の甘利治夫代表取締役らを招いてオープニングパーティーを行った。

今年で3回目となる催しで、空き家など町家を会場に地元から海外の作家まで150組以上の芸術家が県内8エリアに分かれて作品展示を行う。今年は、作家と地域住民による新たなまちづくりの動きが出てきたのが特徴という。

パーティーには関係者ら約60人が出席。実行委の野村ヨシノリ委員長が「アートが地域の人を巻き込み、最近ではうちでもやってほしいと言われるようになってきた。現代アートで地域の活力、活性化を」とあいさつ。県の県土マネジメント部まちづくり推進局の林功局長は「今年は奈良きたまちと桜井本町が入り、会場は8カ所になった。国の特区制度を利用して、さらなる活性化を」とあいさつした。

会場には郡山城下町の各会場を手がけるキュレーター(学芸員)も出席するなど、アートの熱気であふれた。町家の芸術祭は7日から五條市新町地区で開幕。11月26日まで県内各地で行われる。


私はよく講演などで、論語の「近き者説(よろこ)び、遠き者来たる」(地元の人が楽しんでいると、遠くの人もそれを聞きつけてやってくる)という言葉を紹介する。まず地元民が楽しんで盛り上げることが大事なのだ。これまでは地元がシラけていて「よく遠くからあんなものを見に来るなぁ」というのが奈良の実態だった。それで集客など、できる訳はない。若い人たちが中心になって「HANARART」がここまで盛り上がって来たことはとても頼もしいし、県観光にとっても有り難いことである。

関係者の皆さん、しばらくは大変ですが、ぜひ頑張ってください。ブログ読者の皆さん、ぜひ「HANARART 2013」に、足をお運びください!

コメント (2)
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