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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

うなぎ 大門(大和郡山市筒井町)の「うな重定食」

2013年09月17日 | グルメガイド
ぱ~ぷるの『ランチパスポート奈良』(北部版 Vol.1)をぱらぱらとめくっていて、筒井の「うなぎ 大門」(大和郡山市筒井町934-1 サンビル1階)に目が止まった。鰻は、私の大好物である。しかしランチパス対象の「大門セット」(通常価格900円が500円。ミニうなぎ丼、出し巻き、一品、そば、漬物)のミニ丼は、いかにも寂しい。


この写真はランチパスポート奈良のサイトから拝借

検索すると、こんなサイトもヒットした。おお、この鰻重は美味しそうだ。良かったのか悪かったのか、9/13(金)に給料が出たばかりである。長谷の舞台から飛び降りる気持ちで、「うな重定食 松」(上うな重付 3,300円)を求めて、「うなぎ 大門」を訪ねた。


写真はすべて9/16(月・祝)に撮影


鰻の生け簀。入口のすぐ左手にある

「うなぎ大門」は、国道25号「筒井町」交差点の南西角にある(「ラーメン アカンベー」の隣り)。もう少し南に行くと奈良県中央卸売市場である。お店の横には駐車場もある。お店に入り「うな重定食 松」を注文すると早速、ご主人・谷村諭さんの見事な鰻さばきが始まった。これは写真を見ていただきたい(秒単位で局面が変わるので、撮るのは大変だった。ちゃんと撮った自分を褒めてやりたい)。なお店のパンフレットには





う な ぎ 専 門 店 !!

「うなぎ専門店」の『大門』は、新鮮で、安くて、おいしい三拍子そろったお店だ。格子戸を開けて入ると、ガラスで囲った調理台が目に入る。ここで活けのウナギをさばき 焼いている。注文があってから目の前で1匹のウナギをさばいで“かんてき”で焼く。出来上がるまで「約7分」。活けなのですぐに火が通る。身はほわほわで口の中でとろける…。皮も香ばしくて、あっという間に完食!こんな本格的なうな丼がなんと1,400円。



家で私の帰りを待っている?人にも、お持ち帰りの「うな重上」(2,500円)を注文。帰りが遅くなってもこれがあれば許してもらえるだろう…。メニューは「うな重定食」(3,300円)《これが一番高い》、今はやりの「ひつまぶし」(2,600円)。そして店長考案の他では味わえない「うなとろ丼」(ねぎとろのウナギバージョン)が2,500円と、うれしいお値段。美容と健康のために、コラーゲンたっぷり、すっぽん鍋(1匹2~3人前 9,900円)コースもおすすめ。



「新鮮なものを安く、おいしく食べていただく。それがオレの信念だ。奈良の人にオレの気風を食べてもらいたいんや」と谷村諭店長は言う。長年外食産業に携わってきてたどり着いたのがこのお店「うなぎ専門店」。コストを削減して、この価格でお客さんに喜んでもらう… シンプルな本物を目指している。スタミナいっぱいのウナギと谷村店長の元気を味わってみてはいかが?


タレをからめて焼き上げていく

確かに元気なご主人だ。今春には「となりの人間国宝さん」(関西テレビ「よ~いドン!」)にも登場されたそうだ。生きのいい鰻とご主人の鮮やかな包丁さばきには、ほとほと感心する。パンフレットに「釣り好きの人募集中 ウナギさばきの体験もできる! 自家船と別荘で釣りを楽しみませんか? 食事・道具込みで約5000円」とあるから、釣りもされるのだ。「自家船と別荘」とは、すごい!



運ばれてきた「上うな重」は、期待通りの逸品だった。鰻の身は厚く、たっぷり脂が乗っている。表面はパリッとしていて、中はふっくらジューシー。鰻が新しいので、ほんのり甘味もある。口の中でふんわり溶けていく感触が絶妙である。


ご飯は、タレを加えて炊いたという炊き込みご飯だ。最近はやたらタレをドボドボかけるお店が多いが、こちらはちょうど良い加減だ。定食についてきた甘エビも新鮮だし、ナス田楽も出汁巻き卵も肝吸いも、何もかも美味しくいただいた。ご主人の信念は「シンプル・イズ・ベスト」。食べられないものは一切、皿の上には置かない。テーブルには粉山椒も置いていない(鰻に臭味がないので、山椒は不要)。素材の良さを味わっていただく…。



ご主人は「ランチパスを利用する方も、よくいらっしゃいます。あの500円メニューはおトクですよ。ほとんど儲けはありませんが」と笑う。南都経済研究所・主席研究員のIさんにこの店の話をすると「ああ、あそこは美味しいですね。よく行きますよ」とのこと。有名店だったのだ。

こんな良いお店が筒井にあるとは、寡聞にして存じ上げなかった。これからは時々お訪ねすることにしたい。近鉄筒井駅から徒歩5分。皆さん、「うなぎ大門」を、どうぞよろしく!
※「うなぎ大門」の食べログは、こちら
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めぐるる奈良きたまち、9月21日(土)~10月8日(火)開催!(2013Topic)

2013年09月17日 | お知らせ
奈良きたまちにお住まいの新井忍さんから、こんなメールをいただいた。9/21(土)~10/8(火)「めぐるる奈良きたまち」というイベントがあるのだ。
※イベントのパンフレット(PDF)は、こちらからダウンロードできる

いつも大変お世話になっておりますのに、ごぶさたばかりの きたまちの賑やか住民 新井忍 (なべかつ/てんかつ/フルコト)です。奈良の秋は催し物、寺社のお祭りが目白押しですね。「きたまち」ではエリア内の各種催しを取りまとめて紹介しつつ、なおかつ、まちあるきツアーもやってしまおうというイベント、「めぐるる奈良きたまち」を開催いたします。きたまちで活動するまちづくり団体の有志個人で構成されている、めぐるる奈良きたまち実行委員会が企画いたしました。

今回の目玉は「まちびと案内人によるきたまち(てくてく)ツアー」です。今まで、なべかつを中心にしてやって参りました、きたまちのまちあるき。なるべく名所をはずさずご案内したい気持ちでやってまいりました。ところが、今回は全12回のうち、名所編は3回、テーマ追求編を9回設定しています。まちびと案内人それぞれ個人が、自分のテーマでまちを案内します。

今までのまちあるきから半歩進化しております。まだまだ申し込み受付中ですので、ご紹介賜れば嬉しく存じます。いつもお願いばかりで恐縮でございます。ご紹介がかなわずとも、お気軽に遊びにきていただければと思っております。今後共どうぞよろしくお願い申し上げます。

めぐるる奈良きたまち 2013年9月21日(土)~10月8日(火)

【開催趣旨】
平城遷都以来1300年の歴史が脈々と積み重なってきた奈良きたまち。この地域ではさまざまな伝統的な取り組みが行われています。また、近年では、東大寺二月堂修二会にむけ京田辺市の方々が東大寺に寄進する竹をお迎えする「竹送りお迎え式」を行ったり、奈良県警の使われなくなった連絡所やかつての銀行建物を改修して 市民がボランティアで案内所などとして活用する活動など新たな地元の動きもおこっています。

さらに、この地域には、まちの人々がボランティアの館長として、生業の技、趣味の手仕事やコレクションといった地域の大切な財産を公開し、観光客や市民などをあたたかくお迎えするまちかど博物館も数多く存在しますし、地域の骨格の一端でもあるNHK奈良放送局や奈良女子大学など現代の都市を形作る公的な施設も多く立地しています。

今般、これらの特徴を活かし、伝統的な取り組みと地域の良さを知っていただくための新しい取組み、公的施設であるNHK奈良放送局と奈良女子大学との共同企画など、奈良きたまちの良さをさらに高めていくための各種の取組みをとりまとめ、別添チラシのとおり「めぐるる奈良きたまち」を開催することとなりました。

【開催期間】
9月21日(土)~10月8日(火)

【主な内容】
●「こころの都トークショー」…八嶋智人さんをゲストに迎えたトークショー
 日時:9月28日(土)13時半~14時半
 場所:奈良女子大学講堂
 主催者:NHK奈良放送局、奈良女子大学
 注)トークショーの申し込みは「9/13(金)」締切
●「ガイドと巡る古都奈良の伝統行事」…転害会と勧進所・五劫院特別拝観
 日時:10月5日(土)9時~13時半
 主催者:転害門前旧銀行建物活用協議会(通称:てんかつ)
 共催者:なら・観光ボランティアガイドの会
 注)先着50人(定員になり次第締切)/無料
●「奈良きたまちスケッチ大会」…歴史のモザイクのまちを思い思いに描く
 日時:10月6日(日)9時~16時
 主催者:旧鍋屋交番と奈良きたまちの会(愛称:なべかつ)
 注)先着50人(定員になり次第締切)/参加費500円
●「きたまち(てくてく)ツアー」…地元に住む「まちびと」が徹底ガイドするツアー
 日時:9月21日(土)、23日(月)、27日(金)、29日(日)、10月1日(火)、5日(土)
 10時~、14時~ 各日2回実施 参加費200円
 主催者:めぐるる奈良きたまち実行委員会
 詳細:めぐるる奈良きたまち(ブログ)
●「特別展示」…転害会と五劫思惟阿弥陀如来坐像のパネル展
 日時:9月22日(日)~10月5日(土)
 場所:奈良市きたまち転害門観光案内所
 主催者:転害門前旧銀行建物活用協議会(通称:てんかつ)
 注)観覧自由 木曜日休館 10時~16時
●その他
 地元川上町の方々が作成する転害門大しめ縄の4年に一度の架け替え(9月23日)、
 能楽のルーツでもあり国の無形民俗文化財に指定されている奈良豆比古神社での翁舞(10月8日)等

【開催の体制】
 企画:「めぐるる奈良きたまち実行委員会」[実行委員長 瀬渡比呂志(なべかつ事務局長)]
 共催・協力団体
 奈良市、NHK奈良放送局、奈良女子大学、東向北商店街振興組合、花芝商店街振興組合、
 旧鍋屋交番と奈良きたまちの会(愛称なべかつ)、転害門前旧銀行建物活用協議会(通称てんかつ)、
 きたまち広報部(奈良女子大学学生有志)、B-naRadio・ビーナラジオ(奈良女子大学同好会)
 ※ 問い合わせ先:倉橋(090-6204-9919)


地元住民による地元ウォーキング・ツアーなどの手作り的な催しと、転害門大しめ縄架け替えや翁舞(おきなまい)などの伝統行事をうまく組み合わせ、興味深いロングラン・イベントに仕上がっている。これはよく考えたものである。
※ブログ「奈良町倶楽部通信」にも、記事が出ている

いろんなお店が出店して、やや商業主義に傾きつつある奈良町(ならまち)に比べ、奈良きたまちは、住民の手作り感があるのがいい。奈良市きたまち転害門観光案内所など、もっとたくさんの方にお訪ねいただきたいものだ(こないだ朝日新聞に、ここの古時計のことが紹介されていた)。
※イベントを紹介する奈良市のHPは、こちら

皆さん、ぜひ「めぐるる奈良きたまち」にご参加ください!

コメント (2)
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