ぱ~ぷるの『ランチパスポート奈良』(北部版 Vol.1)をぱらぱらとめくっていて、筒井の「うなぎ 大門」(大和郡山市筒井町934-1 サンビル1階)に目が止まった。鰻は、私の大好物である。しかしランチパス対象の「大門セット」(通常価格900円が500円。ミニうなぎ丼、出し巻き、一品、そば、漬物)のミニ丼は、いかにも寂しい。

この写真はランチパスポート奈良のサイトから拝借
検索すると、こんなサイトもヒットした。おお、この鰻重は美味しそうだ。良かったのか悪かったのか、9/13(金)に給料が出たばかりである。長谷の舞台から飛び降りる気持ちで、「うな重定食 松」(上うな重付 3,300円)を求めて、「うなぎ 大門」を訪ねた。

写真はすべて9/16(月・祝)に撮影

鰻の生け簀。入口のすぐ左手にある
「うなぎ大門」は、国道25号「筒井町」交差点の南西角にある(「ラーメン アカンベー」の隣り)。もう少し南に行くと奈良県中央卸売市場である。お店の横には駐車場もある。お店に入り「うな重定食 松」を注文すると早速、ご主人・谷村諭さんの見事な鰻さばきが始まった。これは写真を見ていただきたい(秒単位で局面が変わるので、撮るのは大変だった。ちゃんと撮った自分を褒めてやりたい)。なお店のパンフレットには


「うなぎ専門店」の『大門』は、新鮮で、安くて、おいしい三拍子そろったお店だ。格子戸を開けて入ると、ガラスで囲った調理台が目に入る。ここで活けのウナギをさばき 焼いている。注文があってから目の前で1匹のウナギをさばいで“かんてき”で焼く。出来上がるまで「約7分」。活けなのですぐに火が通る。身はほわほわで口の中でとろける…。皮も香ばしくて、あっという間に完食!こんな本格的なうな丼がなんと1,400円。

家で私の帰りを待っている?人にも、お持ち帰りの「うな重上」(2,500円)を注文。帰りが遅くなってもこれがあれば許してもらえるだろう…。メニューは「うな重定食」(3,300円)《これが一番高い》、今はやりの「ひつまぶし」(2,600円)。そして店長考案の他では味わえない「うなとろ丼」(ねぎとろのウナギバージョン)が2,500円と、うれしいお値段。美容と健康のために、コラーゲンたっぷり、すっぽん鍋(1匹2~3人前 9,900円)コースもおすすめ。

「新鮮なものを安く、おいしく食べていただく。それがオレの信念だ。奈良の人にオレの気風を食べてもらいたいんや」と谷村諭店長は言う。長年外食産業に携わってきてたどり着いたのがこのお店「うなぎ専門店」。コストを削減して、この価格でお客さんに喜んでもらう… シンプルな本物を目指している。スタミナいっぱいのウナギと谷村店長の元気を味わってみてはいかが?

タレをからめて焼き上げていく
確かに元気なご主人だ。今春には「となりの人間国宝さん」(関西テレビ「よ~いドン!」)にも登場されたそうだ。生きのいい鰻とご主人の鮮やかな包丁さばきには、ほとほと感心する。パンフレットに「釣り好きの人募集中 ウナギさばきの体験もできる! 自家船と別荘で釣りを楽しみませんか? 食事・道具込みで約5000円」とあるから、釣りもされるのだ。「自家船と別荘」とは、すごい!

運ばれてきた「上うな重」は、期待通りの逸品だった。鰻の身は厚く、たっぷり脂が乗っている。表面はパリッとしていて、中はふっくらジューシー。鰻が新しいので、ほんのり甘味もある。口の中でふんわり溶けていく感触が絶妙である。

ご飯は、タレを加えて炊いたという炊き込みご飯だ。最近はやたらタレをドボドボかけるお店が多いが、こちらはちょうど良い加減だ。定食についてきた甘エビも新鮮だし、ナス田楽も出汁巻き卵も肝吸いも、何もかも美味しくいただいた。ご主人の信念は「シンプル・イズ・ベスト」。食べられないものは一切、皿の上には置かない。テーブルには粉山椒も置いていない(鰻に臭味がないので、山椒は不要)。素材の良さを味わっていただく…。

ご主人は「ランチパスを利用する方も、よくいらっしゃいます。あの500円メニューはおトクですよ。ほとんど儲けはありませんが」と笑う。南都経済研究所・主席研究員のIさんにこの店の話をすると「ああ、あそこは美味しいですね。よく行きますよ」とのこと。有名店だったのだ。
こんな良いお店が筒井にあるとは、寡聞にして存じ上げなかった。これからは時々お訪ねすることにしたい。近鉄筒井駅から徒歩5分。皆さん、「うなぎ大門」を、どうぞよろしく!
※「うなぎ大門」の食べログは、こちら

この写真はランチパスポート奈良のサイトから拝借
検索すると、こんなサイトもヒットした。おお、この鰻重は美味しそうだ。良かったのか悪かったのか、9/13(金)に給料が出たばかりである。長谷の舞台から飛び降りる気持ちで、「うな重定食 松」(上うな重付 3,300円)を求めて、「うなぎ 大門」を訪ねた。

写真はすべて9/16(月・祝)に撮影

鰻の生け簀。入口のすぐ左手にある
「うなぎ大門」は、国道25号「筒井町」交差点の南西角にある(「ラーメン アカンベー」の隣り)。もう少し南に行くと奈良県中央卸売市場である。お店の横には駐車場もある。お店に入り「うな重定食 松」を注文すると早速、ご主人・谷村諭さんの見事な鰻さばきが始まった。これは写真を見ていただきたい(秒単位で局面が変わるので、撮るのは大変だった。ちゃんと撮った自分を褒めてやりたい)。なお店のパンフレットには


う な ぎ 専 門 店 !!
「うなぎ専門店」の『大門』は、新鮮で、安くて、おいしい三拍子そろったお店だ。格子戸を開けて入ると、ガラスで囲った調理台が目に入る。ここで活けのウナギをさばき 焼いている。注文があってから目の前で1匹のウナギをさばいで“かんてき”で焼く。出来上がるまで「約7分」。活けなのですぐに火が通る。身はほわほわで口の中でとろける…。皮も香ばしくて、あっという間に完食!こんな本格的なうな丼がなんと1,400円。

家で私の帰りを待っている?人にも、お持ち帰りの「うな重上」(2,500円)を注文。帰りが遅くなってもこれがあれば許してもらえるだろう…。メニューは「うな重定食」(3,300円)《これが一番高い》、今はやりの「ひつまぶし」(2,600円)。そして店長考案の他では味わえない「うなとろ丼」(ねぎとろのウナギバージョン)が2,500円と、うれしいお値段。美容と健康のために、コラーゲンたっぷり、すっぽん鍋(1匹2~3人前 9,900円)コースもおすすめ。

「新鮮なものを安く、おいしく食べていただく。それがオレの信念だ。奈良の人にオレの気風を食べてもらいたいんや」と谷村諭店長は言う。長年外食産業に携わってきてたどり着いたのがこのお店「うなぎ専門店」。コストを削減して、この価格でお客さんに喜んでもらう… シンプルな本物を目指している。スタミナいっぱいのウナギと谷村店長の元気を味わってみてはいかが?

タレをからめて焼き上げていく
確かに元気なご主人だ。今春には「となりの人間国宝さん」(関西テレビ「よ~いドン!」)にも登場されたそうだ。生きのいい鰻とご主人の鮮やかな包丁さばきには、ほとほと感心する。パンフレットに「釣り好きの人募集中 ウナギさばきの体験もできる! 自家船と別荘で釣りを楽しみませんか? 食事・道具込みで約5000円」とあるから、釣りもされるのだ。「自家船と別荘」とは、すごい!

運ばれてきた「上うな重」は、期待通りの逸品だった。鰻の身は厚く、たっぷり脂が乗っている。表面はパリッとしていて、中はふっくらジューシー。鰻が新しいので、ほんのり甘味もある。口の中でふんわり溶けていく感触が絶妙である。

ご飯は、タレを加えて炊いたという炊き込みご飯だ。最近はやたらタレをドボドボかけるお店が多いが、こちらはちょうど良い加減だ。定食についてきた甘エビも新鮮だし、ナス田楽も出汁巻き卵も肝吸いも、何もかも美味しくいただいた。ご主人の信念は「シンプル・イズ・ベスト」。食べられないものは一切、皿の上には置かない。テーブルには粉山椒も置いていない(鰻に臭味がないので、山椒は不要)。素材の良さを味わっていただく…。

ご主人は「ランチパスを利用する方も、よくいらっしゃいます。あの500円メニューはおトクですよ。ほとんど儲けはありませんが」と笑う。南都経済研究所・主席研究員のIさんにこの店の話をすると「ああ、あそこは美味しいですね。よく行きますよ」とのこと。有名店だったのだ。
こんな良いお店が筒井にあるとは、寡聞にして存じ上げなかった。これからは時々お訪ねすることにしたい。近鉄筒井駅から徒歩5分。皆さん、「うなぎ大門」を、どうぞよろしく!
※「うなぎ大門」の食べログは、こちら