tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

ブラタモリの梅林秀行さんと奈良の凸凹を歩く(啓林堂書店主催)/12月17日(日)開催!(2017 Topic)

2017年11月25日 | お知らせ
行きつけの啓林堂書店奈良店を訪ねると、「梅林秀行さんと奈良の凸凹を歩く」というチラシがぶら下がっていた。梅林さんは「京都高低差崖会」崖長で、ブラタモリの奈良編にも出演されていた。同店のHPによると、

NHK【ブラタモリ】最多出演、梅林秀行さんと奈良の凸凹を歩く
~大人の修学旅行 大仏ツアー~
12月17日(日)10:15 ~ 15:00(※集合時間 10:00)

参加料 ¥4,500 (拝観料・税・保険料込)※昼食代は含まれていません。
定員 20名 (先着順・要予約)※当日キャンセル不可

10:15啓林堂書店奈良店 集発・・・10:45東大寺南大門(大仏拝観)
・・・12:30昼食(60分 ※各自自由)・・・
13:30後半スタート(三月堂拝観・二月堂拝観)
・・・15:00転害門(ゴール・解散)

梅林秀行さんと歩く奈良散策の第三弾!! 今回は『大人の修学旅行』大仏を巡るツアーです。東大寺、二月堂、三月堂の拝観もついてます。初秋の奈良を一緒に歩きましょう。今回も啓林堂書店特製の凸凹缶バッチ付!

梅林 秀行(うめばやし ひでゆき)
京都高低差崖会崖長。NHKテレビ番組「ブラタモリ」に、2015年1月「京都・御土居編」、6月「奈良編」、2016年4月「嵐山編」、5月「伏見編」、2017年4月「祇園編」と計5回出演。著書『京都の凸凹を歩く―高低差に隠された古都の秘密 』(青幻舎)が「京都ガイド本大賞2016 リピーター賞」を受賞。新著『京都の凸凹を歩く2―名所と聖地に秘められた高低差の謎』を今年5月刊行。趣味は週7日銭湯へ通うこと、おいしいくるみパンを探すこと。
【お申込み】 啓林堂書店 奈良店  TEL:0742-20-8001

奈良の高低差を感じながら、梅林秀行さんと歩くスペシャルツアー、ぜひお申し込みを!

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吉野大峯 修行体験/白装束で吉野山から天河弁財天へ!12月2日(土)~3日(日)実施(2017 Topic)

2017年11月24日 | お知らせ
かつて山伏や巡礼が歩いた「吉野山~天河大弁財天社」の道をたどる1泊2日のツアーがある。修験僧が先達(せんだち=案内役)を務め、白装束で歩くという本格的なものだ。申し込み締め切りは、11月29日(水)まで延長されている。詳細は、こちらに掲載されている。ツアーのプレスリリースによると、

巡礼者が歩いた 吉野山から天河大弁財天社までの道を探る
五感を研ぎ澄ます修行体験「巡礼 吉野大峯の旅」(12/2~3)参加者募集


平素から、吉野大峯・高野観光圏協議会の活動にご理解いただき、深く感謝しております。吉野大峯・高野観光圏は2011年4月に観光庁に認定され、奈良県の吉野町、黒滝村、天川村、五條市、野迫川村、和歌山県高野町の6市町村で構成されています。

「神仏が宿る心のふるさと」をテーマに、桜の名所で修験道の聖地「吉野大峯」と弘法大師によって開かれた真言密教の聖地「高野山」の2つの信仰の地を中心に、地域連携事業を進めてきました。このたび、いにしえの巡礼者が歩いた吉野山から天河大弁財天社への道のりを歩く「巡礼 吉野大峯の旅」を企画しました。

僧侶で修験者が先達(案内役)を務め、参加者は白衣装束で、吉野山の金峰神社から、鳳閣寺、地蔵堂を経て天川村洞川温泉で宿泊。翌日は龍泉寺で希望者は水行を行った後、護摩体験を行い、そして約150年前の大峯高野街道を歩いて、天河大弁財天社を目指します。

大峯高野街道(すずかけの道)については、学芸員や地域住民らとともに、150年前のガイドブック「定宿帳」を頼りに踏査を行い、このツアーでも活かしています。また地域住民が守る鳳閣寺は、過疎化高齢化で清掃が行き届かないこともあり、今回のツアーで年末前に掃き掃除をさせていただくことになりました。

ツアーなどを通じて新たな地域とのかかわりを持てる人=ファンづくりの促進につなげていきたいと思います。つきましては、この取り組みを多くの方に知っていただきたく、参加者の募集告知、ならびに当日の取材にお越しいただけましたら幸いです。よろしくお願い申し上げます。

【実施日時】2017年12月2日(土)8:30近鉄吉野駅集合
 ~12月3日(日)15:20 天河大弁財天社解散
 雨天決行(荒天中止)、健脚者向け、定員15名(催行は確定しています)
【申込締切】11月29日 吉野ビジターズビューロー(電話0746-34-2522)まで
【参加料金】23,600円(1泊4食付、護摩体験、正式参拝を含む)

【主催】吉野ビジターズビューロー(企画:吉野大峯・高野観光圏協議会)
【共催】吉野・旅ともツアーズ
【本件に関するお問い合わせ先】
 一般社団法人吉野ビジターズビューロー(吉野大峯・高野観光圏協議会)
 担当:西久保 携帯090-9611-6496


お申し込みは、こちらのサイトから。なかなかできない「修行体験」ができるツアー、ぜひお申し込みください!



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奈良ものろーぐ(19)奥徳平/大阿太高原(大淀町)に梨を植えた先覚者

2017年11月23日 | 奈良ものろーぐ(奈良日日新聞)
奈良日日新聞に毎月第4水曜日に連載している「奈良ものろーぐ」、先月(10/27)掲載されたのは「奥徳平(おく・とくへい)没後90年・大阿太の梨育てる」だ。
※トップ写真は愛宕(あたご)梨。大淀町佐名伝(さなて)の中元梨園で10月2日撮影

「大阿太(おおあだ)高原梨」は大淀町(奈良県吉野郡)の特産品してよく知られているが、ここに初めて二十世紀梨を植え、普及させたのが奥徳平(1878~1927)という人なのである。会社の先輩である御所市の藤井謙昌(よしまさ)さんに教えていただき、取材のアポまでお取りいただいた。

今年(2017年)の梨のシーズンは終わったがこの年末、大阿太高原の梨は大ブレークしそうな気配だ。それは「ふりむかないで」(エメロンクリームリンスのCMソング)の替え歌である。奈良県観光プロモーション課の企画で、カラオケ配信大手・エクシング(JOYSOUND)の通信カラオケで、この12月2日以降、歌えるのである。詳しくは、こちらに出ている。替え歌は全部で20曲(20市町村分)あるが最も秀逸なのが、大阿太高原梨に特化した「大淀町編」である。

1番の歌詞は「泣いているのか笑っているのか/梨の姿の素敵なあなた/ついて行けないあの人のあと/柿むかないで/あなたは言うの~♪」。2番の出だしは「県民さえも知らないけれど~♪」と、抱腹絶倒の歌詞と、大淀町果樹組合に所属する若手梨農家5人の熱演が、笑いと涙を誘う。


この替え歌で、美味しい「大阿太高原梨」がもっと広く知られることを願いたい。では、記事全文を紹介する。

今年も梨をたくさんいただいた。梨の種は弥生時代後期の登呂遺跡から出土している。『日本書紀』には693年、持統天皇は五穀を助けるものとして「桑、梨、栗、青蕪(あおな=カブ)」の栽培を奨励したという記事が載る。

美味しい梨といえば「大阿太高原梨」だ。吉野郡大淀町の佐名伝(さなて)から薬水(くすりみず)一帯には梨園が広がり、毎年、梨を求めて訪れる家族で賑わう。標高150~250メートルの大阿太高原は昼夜の寒暖差が大きく、赤土に小石が混じった土壌は梨づくりに適している。

ここで梨栽培を始めたのが奥徳平だ。明治11(1878)年に生まれ昭和2(1927)年に49歳で亡くなった。今年は没後90年にあたる。徳平は奥貞次郎の次男として現在の大阪府岸和田市に生まれた。家族ぐるみで北海道夕張に移住、札幌農学校を卒業。のち梨栽培の適地を求め、家族で大淀町に移住し、梨、桃、スモモなどを栽培する薬水園(やくすいえん)を開いた。吉野軽便鉄道(のちの近鉄吉野線)福神駅での駅頭販売や、中国大陸、朝鮮半島、極東ロシアなどへの輸出も行われ、梨栽培は活況を呈した。

徳平の最も大きな功績は、パラフィン袋(蝋引き紙)の使用による黒斑病の克服である。二十世紀梨は黒斑病に弱い。徳平は紀州みかんの腐敗防止にパラフィン袋が使われていることを知り、梨の栽培に試用、黒斑病対策に有効であることが分かった。パラフィン袋は全国の二十世紀梨農家に広まり、100年後の今も使われている。このほか徳平は、土壌病害対策としてのガス燻(くん)蒸、人工交配などの技術を続々と編み出していった。

大淀町果樹組合組合長の中元安則さんのお話を伺った。「ここは気象条件も土壌も梨栽培にピッタリです。同じ栽培法で同じ肥料を使っても、この味は出せません」。確かに、その場でいただいた二十世紀梨(6Lサイズ)はとても甘くみずみずしく、食べたあとも口の中に繊維が残らない。

同果樹組合編『大阿太高原のあゆみ~梨山への道 100年の伝統が次の100年を創る~』(平成17年3月発行)に、中谷健氏(元吉野農業改良普及所長)が、こんな文章を寄せている。

大阿太高原の梨農家は「先人より受け継いだ『美味しい梨づくり』を共通の暗黙の目標としていた。そのため、生産者は土づくり、有機質肥料の施肥、適期適量灌水(かんすい)の実施、着果数の制限、完熟果実の収穫励行など、味にかかわりをもつ管理作業を、誰からも強制されることなく当時すでに励行していた。(中略)技術研修・先進地視察・技術導入及び展示、統一販売容器及びPRチラシの原案作成、情報の収集などにつき果樹組合員の惜しみない協力を得て進め、他の梨産地に勝る味づくり技術の更なる向上に努めた」。

奥徳平が「美味しい梨づくり」にかけた情熱は、100年後の今にも脈々と受け継がれている。


JOYSOUNDのカラオケのおかげで、オフシーズンに人気が再沸騰しそうな「大阿太高原梨」、ぜひ来夏はたくさんお召し上がりいただきたい。大淀町果樹組合の皆さん、楽しい替え歌、深謝です。取材に応じてくださった中元安則さん、ご紹介いただいた藤井謙昌さん、ありがとうございました!
※奈良日日新聞ご購読のお申し込みは、こちらから

コメント (2)
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奈良町を熱く語ります!(クラブツーリズム奈良講座)/11月25日(土)開催!(2017 Topic)

2017年11月22日 | お知らせ
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎月1回、クラブツーリズム奈良旅行センター(近鉄奈良駅ビル5階)で、「まほろばソムリエのヤマトロジー講座」という90分の講座を開催している。今月は、まほろばソムリエの会の女帝・友松洋之子(ともまつ・よしこ)さんが、「信仰と伝承の町・ならまち」を語る!

友松さんは、奈良のガイド名人を決める「第1回 Nara観光コンシェルジュアワード」(2016年1月)で最優秀賞を受賞された。受講には申し込みが必要(こちらから)で、受講料は1,200円だ。同センターのHPによると、
※トップ写真は「Nara観光コンシェルジュアワード」表彰式で2016年1月11日撮影

奈良のスペシャリスト「奈良まほろばソムリエ」がやさしく解説します!
●時 間:13:00~14:30
●受講料:1,200円
■11月25日(土)「信仰と伝承の町・ならまち」友松洋之子
奈良町は、伝統的な町家をレストラン・喫茶店などに改修し、多くの人で賑わいます。そんな奈良町には、元興寺、十輪院、御霊神社など、多くの信仰や伝承が今も息づいています。その歴史や見どころ、不思議な伝承をご案内します。



以下の2枚はNHK総合テレビ「ごごナマ」の「秋の奈良を楽しもう!」(10/27生放送)

「Nara観光コンシェルジュアワード」で最優秀に輝いて以来、友松さんはテレビにラジオに新聞に、とひっぱりだこ。そんな多忙の身でありながら常に勉強を怠らず、新ネタでの講演やガイドにと、県内各地を飛び回っておられる。ぜひ、彼女のさわやかで歯切れのいい講演を聞いていただきたい。なお12月以降の予定は、以下の通り。


西川きよしを煙に巻く友松さん

■12月「桜井と明日香 守り続ける勧請綱(かんじょうづな)」雑賀耕三郎
桜井市の山中、明日香の稲渕や栢森で守り続けられてきた勧請綱の行事を紹介します。さらに室生寺や長谷寺、飛鳥坐神社とも深く結びついて「お綱の行事」が存続してきた姿などもご紹介して、村々の生活と信仰を考えてみました。

■1月「大和・四季の花めぐり」石田一雄
奈良県内には、四季それぞれに様々な花が咲いています。花の名所でもあまり知られていない美しい花が咲きます。例えば、奈良公園のネムの花、寒牡丹で有名な石光寺のサルスベリ、仏隆寺のナシの花などを紹介します。

■2月「天平の僧・行基菩薩」小倉涼眞尼(小倉つき子)
奈良時代、朝廷の弾圧を受けながらも、民衆救済と伝道に生涯を捧げ、文殊菩薩の化身と仰がれた行基。ついには聖武天皇の心を動かし、東大寺大仏造立の勧進役に起用され、日本初の大僧正に。傑僧・行基菩薩の、ご偉業と史跡をご案内します。

■3月「仏教伝来物語ー仏法僧が日本に来た日」徳南毅一
インドで釈迦が説いた教えは、山や砂漠を越え、中国に到り朝鮮半島から海を渡り千年をかけて日本へ渡来しました。仏教はまた高度な文化を我が国にもたらしました。仏教伝来の壮大な歴史ドラマを語り、飛鳥、白鳳、天平文化を紹介します。

皆さん、ぜひお申込みください!
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聖徳太子を学ぶ連続公開講座(第4回)/いかるがホールで12月15日(金)開催!(2017 Topic)

2017年11月21日 | お知らせ
奈良県立図書情報館主催の「平成29年度 聖徳太子を学ぶ連続公開講座」(全7回)が実施されている。「わが町と聖徳太子」がテーマで、県下各市町村持ち回りで開催されている。計90分で2本立て。うち1本はご当地の聖徳太子伝承など、1本は千田稔氏のシリーズもの「聖徳太子絵伝を読む」である。

第4回のご当地ものは「聖徳太子といかるが」、講師はNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」会員で、斑鳩の里観光ボランティアガイドの会会員の柏尾信尚(かしお・のぶひさ)さんである。柏尾さんき安堵町の町民である。会場はいかるがホール(生駒郡斑鳩町興留10丁目6番43号)。参加無料で要申し込み(申込みフォームはこちら)。図書情報館のHPによると、

聖徳太子を学ぶ連続公開講座 ~わが町と聖徳太子~
【第4回】平成29年12月15日(金)

図書情報館では、昨年度に引き続き、平成33(2021)年の聖徳太子没後1400年に向け、聖徳太子にまつわる伝承を取り上げてその魅力を紹介する「聖徳太子を学ぶ連続公開講座 ~わが町と聖徳太子~ 」(全7回)を開催します。

今年度は、聖徳太子が往来したとされる斑鳩と飛鳥を結ぶ「太子道」にフォーカスし、その沿道の町村等とも連携して実施します。第4回の会場は斑鳩町。地元を拠点に活動する観光ボランティアによる講演、当館館長による連続公演「聖徳太子絵伝を読む④」をお聞きいただきます。
【出前図書情報館】会場では、当館所蔵資料から聖徳太子や講座テーマに関連する資料を展示します。

日 時 2017.12.15(金) 14:00
開 場 13:00
定 員 200名(申し込みの先着順)
料 金 無料
主 催 奈良県立図書情報館
プログラム
 「聖徳太子といかるが」柏尾 信尚氏(斑鳩の里 観光ボランティアの会)
 「聖徳太子絵伝を読む④」 千田 稔(奈良県立図書情報館長)

申込方法
○当館Webページ申込みフォームは、こちら
○FAX(0742-34-2777)
○来館による申込み(2階貸出・返却カウンターにて受け付けます。)
○往復はがき
○電話(0742-34-2111)

①郵便番号・住所②氏名③連絡先電話番号(FAXでお申込みの場合は、必ずFAX番号もお書きください)、④「聖徳太子を学ぶ連続講座 第4回 申込み」と明記してください。往復はがきで申込みの場合は、返信にも送付先の郵便番号・住所・氏名を必ず記入してください。

1通に付き2名までのお申込みとします(2名お申込みの方はその旨お書き添えください)。申込みフォーム、往復はがき、FAXでお申込みをされた場合は、参加についてのご案内を、それぞれ、メール、はがき、FAXにて返送しています。申込みをされてから一週間以内に、参加についての案内を受け取られていない場合、お手数ですが、図書情報館(電話:0742-34-2111)までお問い合わせいただきますようお願いいたします。各回の募集は順次行います。


柏尾さんは法隆寺の観光ガイド(ステージ上での模擬ガイド)で第1回「Nara観光コンシェルジュアワード」の優秀賞を受賞された。今年の8/26(土)には「ナント・なら応援団」向けの研修「お寺がわかるソムリエ講座」で、法隆寺を語っていただいた。

聖徳太子の本家本元、斑鳩町で開催されるこの講座、奮ってご参加ください!



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