南方系の作物は寒さに弱いから、冷えない場所に保管しなければならない。
暖かい居間に棚を作り、一個一個新聞紙にくるんだサツマイモをダンボール箱に入れて保管すれば、次の年のサツマイモが獲れるまでいけると聞いた。
冷蔵庫の上に置いとけば、冷蔵庫の裏からの熱で大丈夫とも聞いた。
コタツしか使わずに厚着で冬の寒さを防ぐ我が家では、必然的に冷蔵庫の上ということになる。
冷蔵庫上の箱に、まだ残っていた昨年のサツマイモを取り出してみたら、黒くなり中身がスカスカになっていたのもあったけれど、縮んで皺があってもサツマイモとしての感じを保っているものもあった。
薄切りをポテトチップスみたいに焼いてみたら普通に食えた。
むかし田舎では山肌斜面に芋穴という横穴が結構たくさんあった。
呼吸できるような通気といい加減な保温でも1年保てるものだという実証実験になった。