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昨日は術後定期検査を受けるため、病院に行ってきた。
結果良好で気を良くして帰ったのだが、薬局で処方してもらった薬を仕切りケースに入れようとして紛失に気づいた。
とりあえず、帰ってからどこをどう動いたか思い出しながら動線をたどること2回3回。
車に乗る前から無くなっていたことになると、非常に困ったことになる。
お薬手帳なんぞは無くても良いけれど、甲状腺を全摘しているから、甲状腺ホルモンとビタミンDを補う薬は毎日必要だ。
飲まないとどうなるかは実験していないので分からないけれど、紛失したのが戻らないとしたら、また処方箋が必要なのだろうし、色々面倒なことになりそうで気が動転どころか滅入ってしまう。
どこにもないので、病院前の薬局で薬を受け取ってから病院の駐車場に歩いて戻り、車に乗るまでを回想する。
薬剤師から銀色のレジ袋に入れた薬は確かに受け取り、お薬手帳もその中に入れたことは覚えている。
その後は歩きながら、クレジットカードや領収書を別々の財布にしまったり、処方薬の説明書を手提げバッグに入れたりした。
ちゃんとイスに腰掛け、それらの身支度をしてから歩き出したら良いものを、「ながら」の小さいお得感が好きなのだ。
駐車場出口で料金を払うのは、後続車が来たら嫌なので、前もって支払うことのできる支払機で払った。
そのときにまたクレジットカードを出して、『現金しかダメだったんだったな』と別の財布から千円札を出して手続きをした。
あとは車まで行って乗り込んで、帰宅まで一回も降りていない。
怪しいのは「ながら」の途中に落としたか、駐車料金支払い機前でのゴソゴソ中。
お薬手帳は、いつもの病院前調剤薬局でもらったものなので、そこに電話をしてみたが、無かった。
それならばと、病院に電話してみたら、あっさり『届けられています』とのことだった。
やれやれと思うものの、紛失というのは自分が全く気づかないところで起きているから、自分が悪いという気があまりしない。
片道15kmの道のりをまた引き返して、病院の然るべき場所で診察券を見せて受け取り、どこに落ちていてどういう方が届けてくれたかも聞かずにそそくさと帰った。
ただ、もって来てくれた遺失物管理係りの若い女性には、「ありがとう、これが無いと生きられへんねん」と申し添えた。
6000円の薬代は2割負担で1200円なのだけれど、高いものについた。