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冬季積雪期間は生家にいても農作業はできないので、昔の農家が都会に出稼ぎに行ったように私もこちらを離れる。
雪囲いはできたし、そうだ銀杏拾いをしようと、土壇場になってようやく、その気になった。
銀杏は裏表がないのか、ことしも鈴生り豊作で、したがって粒が小さい。
一生懸命に拾おうという気がなく、拾ってくれる人達も少量で満足するので、公孫樹の下は銀杏だらけ。
鈴生りの小さい状態で少し叩き落として間引き、熟したら脚立に上がって、落ちる前の大きめの粒を収穫したら、中が翡翠色の良い実が採れる。
それは分かっているけれど、そこまでやる気もなかなか起きず、気持ちが入らなければケガをする危険もあるのでやらない。
とりあえず大きめの粒を拾うようにして、葉っぱを一緒に掴んでしまわないようにも気をつけてやり、腰が痛くなりそうになってすぐに止めた。
粒がこぼれ落ちない程度に隙間のあるプラケースに入れ、裏の農業用水路に降りて、長靴で踏むつぶして果肉をほぐし落とす。
長靴が裂けているのに気づかずにいて、いきなり冷たい水が左足を濡らし、それを我慢しつつ踏み続け、きれいにした。
踏みすぎて割れたのや奇形を取り除いたら、わずかこんな量。
来春の雪解け時に現れる、拾い残しというよりは、ほとんどが放置状態の落果は、果肉がしぼんでいても中身可食部分はだいじょうぶなのだ。
しぼんだ果肉が殻にこびりついて、他所様に差し上げる形に洗い上げることはできないが、自家用に食べるなら問題ない。
てなことで、食べたら美味しいんだけどなぁと思いつつ、持ち帰るのはこの程度で良しとする。