

モミジの葉がすっかり落ちていて、小鳥の巣に気づいた。
昨年は無かったはずなので、今春に巣作り、産卵、抱卵、孵化、育雛、巣立ちが成されたのだろうと思えば、小さな庭ながらめでたい。
脚立にあがって撮り、枝ごと切り取ろうかと思ったが、もしかして古巣を再利用することもある種類の鳥の巣だったらと思い、止めた。
田舎の地面にときどき落ちていたりする巣とは違い、どんな強風が吹いても、叩き落とそうとしても外れないような、かっちりとした造りだ。
巨大な巣を織り込んで造るハタオリドリの映像を何度か観たことがあるが、この巣だってモミジの枝に糸を丹念に巻きつけてあり、遜色ないような気がする。
メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、ウグイスのうちのどれかではないかと想うけれど一番の候補はメジロ。
出入りしている頃に観察したかったと思ったりするけれど、庭でなにかしらごそごそとやる私が長期不在だったからこそのものか。