


植木鉢のジンチョウゲを、雪に埋もれる3ヶ月余り、間引いた竹や不要な丸太などを立てかけた木の根方に隠すようにして冬越しさせてきた。雨や雪からの雫が隙間から垂れるので生き延びられる。しかし毎年の出し入れが、木の成長と共に辛くなってきたので、そろそろ地植えすべき頃合いだ。そうしたら今度は竹や丸太を三角や四角に組んで雪害から守らなくてならない。
昨年初冬に花をつけたビワを大事に藁で囲っておいたら、花が蒸れたようになって駄目になり、実をつけそうもない。近所の同級生が、『雪折れしない程度に縛って雪が積もるままにしないとダメなんだ』と教えてくれた。そういうことは早目に教えてくれないと・・・、せっかく花が咲いたのに、実は一個なるかどうかの残念な結果だ。
サトイモを腐らせず萎縮もさせずに保存するために、畑に穴を掘って埋めておくという方法を試してみた。雪国でもだいじょうぶなのか疑問ではあったけれど、深く掘って土を被せた上に藁も乗せて、雪解け水が真下に染み込んでいかないようにした。それでも腐っているのも少しはあったが、まぁまぁ成功と言える結果となった。でも埋めるのは良かったけれど、掘り出すのが大変だと実感した。2箇所に埋めて、1箇所だけ掘ったのが3枚目画像で、これを種芋として芽出しを促す。籾殻と一緒に段ボールに詰めて、床下収納庫に保管した親芋は3分の2以上も半腐れで、この方法は使えないと分かった。
冬季は無人にする家で冬越しをさせるのは、とにかく難しい。ニホンミツバチも6群のうち、1,2群は完全に絶滅したようで可哀想なことをした。よく調べてみると、まともに生き残ったのは半分だけかも知れない。積雪は少なめでも寒さは例年通りだったようで、生物全般、今季の冬越しも厳しい試練だったに違いない。