


ふくらすずめ(ふくら雀、福良雀)と書いたら季語であり、鳥のスズメが寒さを凌ぐために羽毛の間に空気を溜めて福々しくじっとしている状態だ。
昨日、廊下の窓ガラスで、ぱたぱたとパニックになっていたこいつを見た時に、地味な色合いなのにぱたぱたしていると青がちらちら見えて惹きつけられた。
青の模様があるらしい後翅を撮りたいと追いかけたけれど、捕獲して展翅するには準備が必要なのでそこまではしたくない。
前翅を閉じる前に少しだけ後翅の模様が見えた状態は、1枚しか撮れなかった。
横から撮ったのを観ると、フクラスズメと命名したのもうなずける。
検索しても鮮明なものはあまりなくて同定に苦労した。
生きて止まっている状態のフクラスズメの鮮明な画像がネットに載ってないのはなぜだろう。
こんなにも、素晴らしく面白い被写体なのに。
ようやく私の好きな、女性が嫌がることの多い虫の季節到来。