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毎春取り上げるアケビの新芽(こちらでは木の芽という)が出て、花も咲き出した。
薄紫の花がアケビで、濃い紫のものはミツバ(三葉)アケビ。
バナナ形の蕊を付けているのが雌花で、小さいミカンのような蕊のものが雄花。
アケビの新芽は黄緑色で少し太めなら、ミツバアケビの方は紫で細め。
ミツバアケビは苦味が強く、そっちの方が美味しいと幼馴染同級生は言う。
採る時は手当たり次第の目に付き次第に採るので混ざってしまうのだが、分けて摘む人も居るのかもしれない。
野鳥の身体の中を通って運ばれるのか、林縁部やそれに準じた日当たりの良い場所なら、いたる所に新芽は生える。
他の木に絡まって十分に蔓が太くならないと花は付けない。
画像は両方とも我が家の庭の木に絡まり這い上がっているアケビ2種。
そのアケビの蔓の絡まったモミジの老木が昨夏の異常な日照りに耐えられず枯れてしまったので切り倒した。
下の方から切ると、庭石の上に乗せたガラス天板を直撃する恐れがあったので、脚立に上がって1m50cmほどの部位にした。
それだって方向を間違えると家を直撃しかねないので、ソーチェーンを入れる角度と深さを目検討で慎重にやる。
最後は倒したい方と反対側に楔を入れて金槌で叩き、倒れた場所はドンピシャだったから、また自信をつけてしまい、慢心が恐ろしい。
最大直径26cmの丸太はどうしたものか、置く場所はいくらでもあるので、用途は何か思いつくまで放置だ。
虫喰い穴を見ると、日照りだけで枯れたのでは無さそうな気がして、この木の寿命だったということにしたい。