





紫陽花は終わりがけの筈だろうし、小雨霧雨時々止み間ありという梅雨空天候では人出も少ないだろうと三室戸寺に車で行く。
参道横すぐの駐車場は空きがあり、傘を差していても歩きづらくは感じないほどまばらな人出で思惑通り。
ということは紫陽花がもうとうに盛りを過ぎているということになるので、紫陽花園は横目に石段を上り、蓮を観に行く。
境内に置かれた鉢や木枠内に育てられている蓮は蕾から満開、そして咲き終わりの台(うてな)まで観られた。
レンコン作りの泥田や植物園の蓮池とは違った儚げの様子が寺に合う。
三脚を据えたカメラマンが居ないのも良い。
たまに聞こえるアジア系ヨーロッパ系の話し声も邪魔にならない。
その後、濡れた石段を慎重に下り、紫陽花園も一通り歩き回り、後戻りできない回転ドアが出口。
数件の出店に誘導される仕掛けで、茶団子の試食を差し出され、躊躇いもせずにもらって食べた。
甘すぎず抹茶の風味があり美味しかったけれど、入山料1000円×2と駐車代1000円の値上がり感が手をださせない。
紫陽花は変わった面白い花の咲き残りもあったけれど、花より虫に目が移る。
ホソヒラタアブ(細扁虻)はどこで見てもお洒落だ。