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通ったことのない道に入ったら、小さいけれどしっかりした祠があり、お地蔵さんの皿に賽銭も幾らか入っていた。
田舎の稲荷様に賽銭がかなり集まり、母にことづかって伏見稲荷大社に持って行ったことがある。
そうしたら、領収証を書いてくれて、米粒入りの紙小袋を証にくれた。
お地蔵さんに集まった賽銭は、近所にある六地蔵の名で通っている大善寺に納めたりするのだろうか。
それとも、町内会の会計役員が、先々の祠の営繕用に積み立てて管理するのかな。
いつも行く高台の公園に、クヌギ(椚)の大木があり、斜面だからか根方がえぐれている。
そこに小学生のカバンが幾つか置いてあり、枯れ枝が立てかけてあった。
秘密基地作りなんぞをやる純粋希少種がまだ存在していたか・・。
近くの切り株で休んでいたら、子供らがやってきて、公園内で拾い集めてきた木の枝を組み合わせはじめた。
遊びの邪魔をしない程度にちらちら観察してから引き上げたのだが、どんな基地になっていくか、先々が楽しみだ。