カボチャは食べたものから種を採れるので、それを繋いで7年前から作ってきた。
平成の合併で十日町市に編入された山間地で作られ続けてきたカボチャだと聞いた。
バナナの形からかと思えば、バナナのように甘いからなのだと、この地の何かの記事で読んだ。
だから、新潟県十日町の特産だと宣伝してあったりする。
ところが、岐阜県高山産のカボチャがそっくり同じで、スクナカボチャ(宿儺南瓜)という。
どちらが先なのか、今のところ、争うとか商標登録がどうこうと問題にはなっていないようだ。
そうして私は今年も、このカボチャを作り、近所のカボチャを栽培していないお宅に2本差し上げたりしている。
自分で作っている家の人は『あまり旨くない』と言い、そうでない人は『美味しいカボチャだ』と言う。
どのカボチャを作るにしろ、主蔓を途中で止めて子蔓を伸ばし、それぞれに1〜2個の収穫というような計画生産をしようと毎年思う。
でもいつの間にか、どんどん蔓は伸び、いらない分は摘果しようとするのだが、成長の速さについて行けず、ぐだぐだのケセラセラとなってしまう。
当初は薄い緑色だったのに、白いのもできたり、追熟しても食えそうにないのができたり、ごつごつとセルライトだらけの脚のようなデカ物ができたりする。
そんなバナナと言いたくなる変わり種ができたりもする代物の収穫をした。
小さいものは皮もまだ締まっていなくて、すぐ傷み始めるので食べたら良いのだが、ズッキーニが好きではないので、同じ味の未熟果は結局腐らせてしまうことになる。
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