もののはずみで大根を干してみることに。
沢庵漬けをするには、への字に大根が曲がるまで干さなければならない。
2週間ほど天日に当て寒風にさらす必要があるらしいので、こちらの滞在期間内だけでは干し上がらない。
冬支度が全て済んだら、半干しを京都宇治に持ち帰り、向こうでも干す予定。
ところで大根干しという言葉とともに、自動的に思い出すことがある。
以前にもここで取り上げたかもしれないのだけれど、探し出したり再掲載ではなく、いま書いてみよう。
中学1年生だったと思うのだが、通学時に一緒に歩くことの多かった同級生が、ある文章を見せてくれた。
市報だったか地方紙だったかに載っていた戯れ唄の記事だったのだけれど、よくもまぁ見つけたもの。
今はあまり見なくなったが、何十年か前までは、この時期どこの家でも沢庵にする大根を干していた。
軒下ばかりではなく、雨が降りだしたら急いで取り込まなければならないところにも干していた。
そんな時期に掲載されていた戯れ唄がこれ、『アメガフル アカンボガナク ダイコンボシャヌレル ○⚪︎○⚪︎ノフチカイカイ』というもの(○⚪︎○⚪︎には女性のデリケートゾーンを示すわがふるさとの方言が入る)。
意訳すれば、『秋雨が降りだして、赤ん坊も泣いている、大根干しが濡れてしまうから片付けなくてはならないのに、あそこの辺りが痒い~の』。
若い嫁の慌てぶりを冷やかし笑っているものだけれど、愛情深くねぎらい励ましているような眼差しも感じる。
この歳になったからこのように思うけれど、中1のコドモはどんなことを感じていたのだろう。
誰もがが読むことのできる紙面に、こんなことをオトナが書いたことを笑い合っただけだった気がする。
その記事をおおぜいに見せるようなことはせず、キヨシくんと2人だけで面白がった内緒ごと。
勉強になりました。
毛沢東をケサワヒガシと読んで面白がるギャグがありますが低級ですね。
毛さんは、良い名字なんですね。
>「品位」を失わにように連想いたしました。
品位を保っていただいて恐悦至極。
結構なコメントでありました。
「万座毛」という所があって、毛は広いところというイミです。ほんとうは。
秋雨・・と痒い・・。「品位」を失わにように連想いたしました。