いま咲いているウチのネリネ 11/16
横綱がどんな形であれ優勝すれば、次の場所前は連続優勝なるかとマスコミは騒ぎ立てる。
後出しジャンケンみたいで恐縮だけれど、日馬富士の連覇はあり得ないと思っていた。
むしろ、今場所は負けが混んだ時点で途中引退するに違いないなどと、家人には言っていた。
先場所は奇跡的逆転をして9回目の優勝ができたのだから、あの体型と怪我の状態では燃え尽きたも同然と踏んでいた。
私は大関までの日馬富士が好きだった。
決して駄目押しをしないで、対戦力士が土俵下に落ちるのをかばう勝負の見切り方に惚れていた。
朝青龍や白鵬にはない品の良さを感じて、以前のブログには『日馬富士の爪の垢を煎じて呑むべし・・』という苦言まで書いた(届かないけれど)。
ところが、その日馬富士は横綱になってから豹変してしまった。
横綱という地位に対するプレッシャーがあったか、驕りが芽生えたか、あの品性を失ってしまった。
初日二日目と連敗した時点で、『ほら、もうすぐ休場して、すぐ引退だ』と家人に言っていた。
そうしたら、降って湧いたような暴行騒ぎでの休場ときたもんだ。
2連敗したから、この騒ぎが表向きになったというか、公表したのだろう。
連勝していたら、暴行傷害事件はできるだけ先送りにするつもりだったのではないか?
どの程度の箝口令が敷かれていたのだろう。
どの時点で隠せないと判断したのか知りたいところだ。
もう連覇はないと誰もが思う初日からの2連敗で、彼を見捨てることにしたに違いない。
連敗さえしなければ、と本人が一番思っているだろう。
石頭の頭突き相撲で、まだまだ稼げると思っていたのに・・・ビール瓶で怪我する頭蓋骨が弱すぎるんだ・・・などと思いつつ悔いているのではないか。
日馬富士が土俵に上がることは、もうないだろうけれど、貴ノ岩の相撲生命はどうなるのか、示談はどうなるのか、などと思ったりする。