エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

秋の実 (その4)

2006-11-10 | 自然観察
身近な秋の実、まだまだありました。
庭のツツジの陰にヤブコウジが、ウツギの枝に紛れてハマナスが、道ばたのタラが、そして春からずっと花を咲かせ続けたランタナにきれいな宝石のような実が、また今年一番嬉しかったカリンの実などを撮りました。





ハマナス・・・
 今まで浜茄子だと思っていた。調べたら、バラ科だ。そう言えば、花もバラ、幹や枝にとげがあり、秋に付ける実もバラに似ている。
北海道の小清水原生花園の浜茄子を思い出す。「梨」がなまって「ナス」となったらしい。








ランタナ・・・  
プランターに植えたランタナは、昨年は家に取り込んで冬を越した。
 小さなつぼみが膨らみ、花は咲いてから時間が経つにつれて黄色からだいだい色,赤へと色が変わる。だから、シチヘンゲ(七変化),コウオウカ(紅黄花)とも呼ばれる。
 しっかりした紺色のきれいな実を付けた。








カリン・・・
 ピンクの可憐な花が沢山咲くのに、一度も実を付けたことがなかった。苗を植えてから、もうかれこれ20年経った。今年初めて1個の実を付けた。かなり大きくなってから葉の陰に緑色の実を見つけたときは本当に嬉しかった。順調に育ち、秋も深まりようやく黄色いカリンらしくなってきた。そろそろ収穫だが、香りが楽しみだ。
来年は何個なるだろうか。









タラ・・・
山菜のタラの芽は糖尿病に効果がある。糖尿の気があるので、春にはよく食べた。
夏の花からいつしか黒い種が付いていた。庭の隅に、鳥が運んだのか、タラの芽が何本か出ていて、毎年新芽をいくつか頂いている。また、昨年園芸店でタラの苗を求めて植えた。
何年か経てば、居ながらにして山菜の女王を楽しめそうだ。








ヤブコウジ・・・
いろいろな種類があるようだが、この間、園芸店で斑入りのものを求めた。
どこがと言われると困るが、好きな木の一つだ。庭の縁に沿って、背の高い木の下にジャノヒゲと一緒にヤブコウジが増えている。