エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

蕎麦、温泉旅行

2006-11-21 | 旅行
  《北山から飯豊連峰を望む》


晩秋の大峠を越えると米沢までわずか、一昨日の日曜日、田沢の道の駅「なごみ」で新そばに鼓を打った。
いつも、大盛りのもりそばを頼んでいる。どこのそばより好きで、ほぼ、月に1度、昼にそばを食べ、温泉に浸かって帰るだけの贅沢旅行をしている。



おもての売店で珍しい赤かぶを見つけ買った。大きい玉4株が150円。玉の上半分がアントシアニンで、下半分が土に埋まっていたのか白い。
 山形の温海町で栽培されていた庄内藩名産の赤かぶ、温海かぶが有名だが、色合いを見ながら信州の野沢菜を思い出した。
 また、いつものように山形名物の温かい玉こんにゃくに辛子を塗って食べた。


 米沢街道、米沢の入り口の道路沿いの果樹園で大きなフジを求めた。ここも、毎年同じ思い出がある。おまけにと、千秋というリンゴを沢山いただき、うんと得した気分になった。

 小一時間ほどのドライブだが、途中、頻繁に車を止めて晩秋の景色を撮影をするのが常だ。イチョウの大木を囲む、敷き詰めた黄色い落ち葉に、銀杏がころころ落ちていた。北山あたりからは、すっかり雪化粧した飯豊連山が雄大に見えた。収穫を待つ真っ赤なリンゴがたわわに実ったさわやかなリンゴ畑等など、心に響く里山の風景が広がった。


 妻のありきたりのスーパーでのショッピングに付き合い、帰路小野川温泉に浸かる。尼湯の入湯料は200円、熱いお湯だ。のんびり心の洗濯をして、帰りに温泉玉子を求め帰路についた。
 繰り返す「蕎麦、温泉旅行」はささやかな贅沢だ。

(参)拙ブログ 3/11「蕎麦と温泉を楽む」