■ 今週の火曜日(14日)、「あと数か月の日々を――宇宙の謎に挑んだ科学者がんと闘う」というNHKのドキュメンタリー番組を観ました。
質量が無いというのが常識だったニュートリノ。そのニュートリノに質量があることを緻密な観測によって証明した素粒子物理学者の戸塚洋二さん。
戸塚さんは小柴昌俊さんに続きノーベル賞を受賞すると言われながら昨年がんで亡くなりました。
番組では戸塚さんがブログに綴ったがんとの闘いの日々の内容が紹介されました(ブログは「戸塚洋二」で検索すればヒットし、読むことができます)。
戸塚さんはCT画像を医師から入手して腫瘍サイズを測り、抗がん治療剤との関係を客観的に分析してグラフ化し、ブログに載せています。
自身の病状を客観的に観察する。そうすることであたかもそれが自分のことではないと思い込みたかったのではないか、と私は思いました。が、やはり戸塚さんの精神的な強さ、知的好奇心の強さがそれを可能にしたのでしょう。
亡くなる時の様子を最後の科学的作業として観察するつもりだが、その結果を伝えることができないことが残念、という主旨の発言が番組で紹介されました。
最期まで科学者であり続けた戸塚さんのブログを少しずつ読んでいます。
質量が無いというのが常識だったニュートリノ。そのニュートリノに質量があることを緻密な観測によって証明した素粒子物理学者の戸塚洋二さん。
戸塚さんは小柴昌俊さんに続きノーベル賞を受賞すると言われながら昨年がんで亡くなりました。
番組では戸塚さんがブログに綴ったがんとの闘いの日々の内容が紹介されました(ブログは「戸塚洋二」で検索すればヒットし、読むことができます)。
戸塚さんはCT画像を医師から入手して腫瘍サイズを測り、抗がん治療剤との関係を客観的に分析してグラフ化し、ブログに載せています。
自身の病状を客観的に観察する。そうすることであたかもそれが自分のことではないと思い込みたかったのではないか、と私は思いました。が、やはり戸塚さんの精神的な強さ、知的好奇心の強さがそれを可能にしたのでしょう。
亡くなる時の様子を最後の科学的作業として観察するつもりだが、その結果を伝えることができないことが残念、という主旨の発言が番組で紹介されました。
最期まで科学者であり続けた戸塚さんのブログを少しずつ読んでいます。