伊勢の張り出し南張り 撮影130729
■ 伊勢神宮の式年遷宮の御白石持行事に参加したことは既に書いた。おはらい町で奉曳の開始を待つ間、路上観察した。通りに妻面を向けた民家が連なる。
伊勢の民家の外壁はささらこ下見板張りという構法。張り出し南張りと呼ばれる垂れ壁を見ていて「妻垂れ」を思い出した。妻垂れは鹿児島から高知、和歌山、三重の南部、飛騨、諏訪など、広く分布している。
民家 昔の記録 高知にて 撮影198003
昔 四国の民家巡りをしたとき、高知で妻垂れを見たことを思い出した。30年以上も昔の写真をこのように公開することになろうとは・・・。
塩尻にて 撮影100412
飛騨高山にて 撮影090724
妻壁に雨がかからないようにするとなると、このような方法に限定されるのだろう。