透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「やしょうま」

2015-03-15 | A あれこれ

 お釈迦さまの命日の法要・涅槃会(ねはんえ)の供え物として米粉でつくるものを「やしょうま」といいます。やしょうまをつくるのは長野県内だけでしょうかね。

お釈迦さまは陰暦の2月15日にクシナガラという所で入滅されたとのことですが、今日(3月15日)、菩提寺で涅槃会が営まれました。


△ 薄く切る前ののり巻き寿司のような「やしょうま」が2本写っています。


△ やしょうま 包丁で薄くきりましたが、糸で切ることもあります。


△ 配布用に袋詰めにしたやしょうま

菩提寺でつくるやしょうまの材料は米粉、砂糖、塩、片栗粉、食紅です。米の粉を湯で練って蒸してつくります。食紅で色(赤、黄、緑)をつけて棒状にしたものを巻き込むようにしてつくります。絵柄に凝ったものもあるようですが、菩提寺でつくるのは写真で分かる通りシンプルなものです。

昨日の午後、檀家総代の奥さんたちが寺に集まってつくったものを今日の午前中に薄く切り、参列者に渡せるように袋につめました。

本堂にお釈迦さまの入滅の様子を描いた大きな涅槃図(ネット検索すれば涅槃図がいくつもヒットします。)の軸を掛けて法要を営んだ後、参列された皆さんにお渡ししました。

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3年間務めた総代ですが、この法要が最後の行事です。新しい総代と引き継ぎをしてから、慰労会をして終わりとなります。