透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

小野神社の狛犬

2015-03-21 | C 狛犬



 前稿の矢彦神社とこの小野神社(塩尻市北小野)とはもともと同一の神社だったそうだ。それがなぜ二社に別れることになったのか、その経緯や矢彦神社が塩尻市内の飛び地の辰野町にあるのか、興味深い。ウィキペディア等に記事があるから、俄か勉強で得た知識はここには書かない。



大鳥居から直線的に拝殿まで伸びる参道に狛犬がいた。  台座に刻まれた文字によると建立は大正7年(1918年)8月。今年98歳になる狛犬だ。







矢彦神社の狛犬と同様に、それ程個性的でもないような気がする。もっとも違いが分からぬ男が観察しているのだから、あやしいが・・・。

参道に体を直交させ、頭だけを鳥居の方に向けて、不審者というか悪霊が聖域に入り込まないか見張っている。



矢彦神社の狛犬

2015-03-21 | C 狛犬

■ 塩尻市内の野町飛び地にある矢彦神社の狛犬に会いに行ってきた。前稿に挙げた上西条の道祖神からここまでは車で10分とかからない。隣接する小野神社(塩尻市)と共にうっそうとした社叢(しゃそう:この言葉はいままで知らなかった)に囲まれている。


神楽殿


勅使殿


拝殿

手前の神楽殿から勅使殿、そして拝殿と直線状に並ぶ。拝殿の手前に狛犬がいた。 



右 獅子 いつ頃からか知らないが、阿形の獅子と吽形の狛犬をまとめて狛犬と呼ぶようになったという。





左 狛犬 榊で顔が隠されている。



台座に彫り込まれている文字により昭和5年11月の建立で、設計・彫刻が小野肇という人だと知る。

先日見た阿禮神社や三嶋山神社の狛犬ほどユニークではなく、おとなしいというかオーソドックスな印象。体の表面の装飾的意匠はよく見ると左右で違っている。

狛犬は石工の遊び心によってユニークな姿・形のものが少なくないようだ。狛犬ファンがかなりの数になることも頷ける。


 


塩尻市上西条の道祖神

2015-03-21 | B 石神・石仏



 週末のサードプレイス、カフェバロでケータイで撮った上のようなアングルの写真をFさんから見せてもらった。

さて、どこの火の見櫓だろう・・・。塩尻市内だという道祖神と火の見櫓の所在地の説明を受けてもよく分からなかった。帰宅してから調べて、既に見たことのある火の見櫓であることが分かった。だが、間知ブロック積みの擁壁を窪ませたところに祀ってある道祖神には気がつかず、観察していなかった・・・。

で、今朝(21日)、出かけてきた。道祖神の前の道路は三州街道ではないかと思うが、どうだろう。





酒器像。向かって左側の女神が酒器を手にしていて、右側の男神が手に持つ盃に酒を注いでいる。両神のまんじゅうのような丸い顔、温和な表情。分かりにくいが顔の上に御幣が彫ってある。

建立年を知りたかったが、裏面に見つけることはできなかった。