透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

監視社会

2019-01-26 | A あれこれ

■ 駅や銀行、コンビニ、街中・・・、いたるところに監視カメラ(防犯カメラ)が設置されている。例えばJR新宿駅には何台もの監視カメラが設置されていて、その数は100を大きく超えているようだ。監視カメラの設置目的には火山の監視、道路や河川の状況把握などもあるだろうが、主たる目的は犯罪抑止、犯罪捜査だ。





「監視」といえば、今月21日の信濃毎日新聞朝刊の社会面(35面)に「Tカード情報 捜査当局に」という大きな見出しの記事が掲載された。

**コンビニやレンタルショップなど、さまざまな店で買い物をするとポイントがたまる(中略)「Tカード」を展開する会社が、氏名や電話番号といった会員情報のほか、商品購入によって得たポイント履歴やレンタルビデオのタイトルなどを、裁判所の令状なしに捜査当局へ提供していることが(中略)分かった。(後略)** 長めのリード文にはこのように書かれている。

Tカードは私も持っている。ツタヤやガソリンスタンドで使うし、このカードが使えるファミレスを利用することも回数は少ないが、ある。

捜査当局は対象者の行動把握のために頻繁に情報照会をしているという。Tカードは貴重な情報源というわけだ。まあ、ツタヤで買う本にしても借りるDVDにしても、人に知られて困るような内容のものではないから気にすることもないだろう。Tカードを利用して付与されるポイントは情報提供料、くらいに思っていたほうが良いのかもしれない。

電話、メール、車や電車での移動・・・。人の行動なんてすべてどこかに筒抜けなんだろうな。