305冊の本も1冊から
追記:ブログでの本の申し込みを終了しました。大勢の方から申し込みをしていただきました。
ありがとうございました。2020.01.29
2019年10月18日(金)市民タイムス 11月15日(金)市民タイムス
305冊の本も1冊から
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ありがとうございました。2020.01.29
2019年10月18日(金)市民タイムス 11月15日(金)市民タイムス
■ 安井建築設計事務所の佐野吉彦氏が拙著『あ、火の見櫓!』の書評をご自身のウェブマガジン「建築から学ぶこと」に書いてくださった(こちら)。
書評の中で『火の見櫓の上の海』NTT出版が取り上げられている。これは川本三郎氏の紀行文学で、房総への旅がテーマ。この本のことはネット情報で以前から知っていたが(「火の見櫓」で検索して)、未読であった。先日、コンビニで注文した。翌日、オーナーのYさんから注文した本が絶版であることを知らされた。親切にもYさんは中古本を探して取り寄せてくださった。中古本とのことだったが、総じて大変良い状態で、写真で分かる通り、きれいな状態の帯もついているし、読者アンケート用カードと新刊案内のチラシも挿まれている。新品と何ら変わりない本だ。そして初版第1刷(1995年7月5日)。
今読んでいる『「歴史認識」とは何か 対立の構図を越えて』大沼保昭/中公新書を読み終えたら、読みたいと思う。この本が年越し本になるかもしれない。
本には房総の風景写真やイラストが何枚も載っているが、そこに火の見櫓が写っていないのは残念。書名が「海の上の火の見櫓」ではなく、「火の見櫓の上の海」であり、房総の海が主題だから仕方がないが。
さて、佐野氏の書評。
佐野氏は火の見櫓を次のように評しておられる。**おそらく、それらがコミュニティの結び目であるからこそ、先人はそこにすっくとした表情を与え、細やかな意匠を施し、鐘がただしく機能するように屋根掛けして風雪から守ることを考えたのではないか。**
書評を佐野氏は次のように結ぶ。**平林氏は、そこに作り手の荒ぶる魂のようなものを感じたのかもしれない。あるいは、そこに人が住み続けることの覚悟のようなものを。**
この件は佐野氏が私の本を通じて火の見櫓からこのようなことを感じ取った、と読むべきであろう。
書評のタイトル「人文学的風景にひそむ、魂と言うべきもの」
※ 何人かの知人・友人がブログ等に書評を書いてくださっています。皆さんありがとうございます。