■ 『「歴史認識」とは何か 対立の構図を越えて』大沼保昭/中公新書を読み終えた。
**二十一世紀になり、日本の国内ではかつての侵略を否定する声まで出てきている状況であり、片や中国や韓国は日本をますます厳しく批判し、「歴史認識」をめぐる対立は以前より強まっています。この状況を克服して、日本が「歴史認識」について中国や韓国とわだかまりのない関係を結ぶことは、果たして可能なのでしょうか。そのためには、わたしたちは日本国内で、あるいは中国や韓国に対して、さらに国際社会全体に対して、どのような姿勢で臨むべきでしょう?**(210、211頁)
この難問に対して自分の見解を述べることなど到底無理。では、自分は一体何ができるのだろう・・・。せめて、メディアの報道に関心を寄せ、論調に注目していたい。