(再)東筑摩郡朝日村小野沢 3脚〇〇型 撮影日2021.04.27
■ 長野県の朝日村。村の中央を西から東に流れる鎖川が形成した河岸段丘の上段、下段にそれぞれ集落が点在している。下段にある旧役場庁舎は戦前に造られた木造の建物で(過去ログ)、新しい庁舎が上段にできる数年前まで使われていた。
旧庁舎の脇に火の見櫓が立っている。段丘の上下を繋ぐ学校坂(坂の上に小学校があるのでこのように呼ばれている)から、この火の見櫓のある風景を俯瞰することができる。
旧役場庁舎は登録有形文化財に必要な要件を満たすので登録も検討されたようだが、村は解体を決めた。いずれ解体されるだろうが、その際、火の見櫓も解体されてしまうかもしれない。そうなればこの魅力的な風景も凡庸な風景になってしまうだろう・・・。